アニメ「はめつのおうこく」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「はめつのおうこく」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


キャラクター設定、世界観設定、物語展開その他諸々に納得がない酷い作品でした。

 

主人公をはじめメインキャラクター、敵キャラクターに至るまで表面的な設定(過去)のみでキャラに深み・魅力がなくその思考・言動に納得がなく、納得のないまま物語が進展し、薄っぺらいキャラ設定しかない故であろうか(キャラ設定を深く考えていないのでキャラに対する愛着もないのだろう…)味方?キャラも敵キャラも次から次へと消費される展開。

 

ホント小学生か中学生が描いたのかと疑うほど深みのない薄っぺらいキャラ、納得のない言動、無意味な・必要のないエログロ描写があるだけの納得のない物語展開、更に言うなら主人公や敵の技名がダサい…それこそ小・中学生が考えたのかと思うほどカッコ悪い(まぁこれはアニメの演出のダサさに原因もあると考えるけど)…、とほぼほぼ全てが酷いのですよね。

 

 

上述しましたが、無意味な・必要のないエログロ描写…これもホントイライラの一要因。物語上必須でもないエロ描写…ただ読者/視聴者の気を引きたいが為だけと思われる。またグロ描写についても同様、意味がない/必然性がないに描いてやがる。
ただでさえキャラ設定や世界観設定、物語展開の納得のなさにイライラしてるのにそこへ更に薄っぺらいあっさい考えでエログロを入れてくる作者のアホ思考が余計イライラを募らせるのよ。

 

いや、これがもし本当に作者が小学生か中学生だったのなら、まぁしょうがないかぁ、今後の成長に期待しますわ…、で済ますけど違うよね…。

 

 


世界観設定や内容の不満・納得のなさについてもう少し詳しく書くと(観たのが3週間以上前でもう忘れかけてるけど)、

まず、魔法という訳分らんものに頼るのではなく科学で人類は自立するみたいになる…ここまではまぁ分かるけど、何故それで魔女狩りに繋がるのか意味分からん。


なに?これまで人類は魔女に虐げられてきたの?違うでしょ?ただ魔女の助けに縋ってきたってだけでしょ?人類の矜持的な問題はあるかもだけど、それが魔女狩りにまでは到底つながらんのよね。まず人類のその倫理観設定に納得がない。
ストーリー後半で皇帝は魔女王妃に操られたみたいな事が分かるから最悪、皇帝(だけ)は魔女狩りを断行するのは理解できるんだけど、国民というか全人類が同じ思想・思考という事に全く納得がないのよ。
(あと、皇帝の演説の時の「魔法はもう必要ない!我々はスマホを手に入れた!」みたいなのには笑ったわ、作者はこの笑いを狙っての事だと思いたいけど諸々の納得の無さがもしかしたら作者は本気でこの皇帝演説を書いてるのかも知れんとも疑ってる)

 

 

あと、主人公が帝国に捕らわれて10年くらい閉じ込められるのですが、なぜ五体満足でただ生かされていたのか、また主人公は10年前に魔法無効化装置のせいで敗北している訳ですが、10年間その対策を考えていたとかではないのですよね(脱獄後同じで魔法無効化されてる)…、いや、敗北から学べよ。

 

 

で、その後は上述している様に初登場・初バトルが最期の登場となる敵キャラ、味方キャラのキャラ消費大合戦。

 

 

そして強さ設定もメチャクチャというか意味不明で終盤のドレッドヘアな敵に苦戦する主人公。何が強いのか、何故強いのか全く意味が分からん、納得がない。
今までの敵と何か圧倒的に違うの?強さ設定に納得がないからバトル展開・主人公が苦戦する理由、何も出来ずにやられる理由、その物語展開に納得がない。
おそらく展開ありきで物語を考えているから強さ設定とかなにも(考えて)ない、だから意味が分からん納得のない物語構成になってんだよね。

 

(他にも多々あったと思うけど細かい所はもう忘れちゃったわ)

 

 


キャラクター設定、世界観設定、物語展開その他諸々ほぼ全てに納得がない酷い作品で
作品の評価としては、「不可」評価となります。

 

 

以上