録り貯めしていたアニメ「神無き世界のカミサマ活動」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
第1話を観て思ったのは、あぁこれは主人公が口八丁手八丁で信者を増やしていく物語が展開されるのだろうな…と考えていました。
しかし、想像していた様な全てが主人公の目論見のまま進むという事はなく序盤結構失敗するんですよね
(まぁそれでも中盤以降は想像していた様な主人公の企み通りの展開になったりするのですが…)。
いやね、もっと「コードギアス」のルルーシュの様な智謀知略の主人公を期待していたのでなんか頭の悪い(、は言い過ぎで思ったほど頭の良くない)主人公でちょっとがっかり感がありましたね。
策略家な、深謀遠慮な主人公を描きたいのなら序盤から主人公の悪だくみが見事にハマる展開(失敗しない展開)を見せときゃ良いのに…、ちょっと見せ方・物語構成が下手よねというお話。
あと、第1話を観た時点ではこの作品のジャンルってファンタジー世界を舞台にしたギャグ・コメディ物だと考えていましたね。
そう、それはちょうど今季アニメの「勇者が死んだ!」と同じタイプの作品だと考えていました。
いや、基本的にはその考え・認識は間違いなかったのですがね…。
今作「神無き世界のカミサマ活動」の物語を観ていて感じたのは「勇者が死んだ!」と同じ様な、あぁこの作者・作品は意外としっかり出来てるなぁ、頭は悪くない作者だなぁ…という事でした。
(他の多くのなろう系作品に見るような頭の足りない設定、世界観、物語展開、キャラクターではないな、と)
そして、「勇者が死んだ!」と同じくギャグ・コメディ部分の下ネタが下品だなと感じる点も同じですね…正確に言うと「勇者が死んだ!」よりこっち「神無き世界のカミサマ活動」が酷い…、「勇者が死んだ!」の方が健全に見えるほど。。。
ギャグ・コメディ部分についてついでに言わせてもらうと、ギャグ・コメディ担当の村人Aみたいなキャラの扱いが酷いね…。もう完全にギャグ・コメディ担当にされてるからキャラクターより先に設定/役割、属性の方が決まっちゃってる感じでもう少し深みのあるキャラにしてあげても良かったんじゃ…と。
他にダメな点。気になった点について語ると、
あのゲーム画面風の演出…要らんやろ、意味ないやろ。。。別にゲーム世界に来ている訳じゃなし…面白味も必然性も感じない無駄演出。
あと、ラスボス感あるあの敵キャラ・緒方恵美神の信者数が100万らしいのですが…作中で主人公側の神に仕えている姉妹はあの二人だけですごい信者パワー持っているって説明がありましたよね?純粋な信者数だけではなく一人一人の信心深さみたいなのも影響するという設定の認識なのですが…、、、緒方恵美神の信者は自分で考える事をしないあんな抜け殻の様な帝国民が100万人居たって大した事ないんじゃない?という疑問…まぁその辺りは今後(あるのかな?)の展開で分かるのかな?。
あとは作画ももう少し頑張ろうよ、10話辺りは特に酷かったね。
設定や物語展開自体は面白く(下ネタの下品さは気になりますが)2期があるなら期待したい作品かな…。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
以上