アニメ「ミギとダリ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ミギとダリ」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


シュールギャグというのか真面目なトーンで粛々とギャグをやる感じの基本的にギャグ・コメディな作風…なのですが、犯人捜し・復讐というミステリー・サスペンス要素も含んだ作品となります。

 

 

世間の評判的には評価が高い作品の様だったので期待して観たのですが…、、、
(原作漫画の作者がアニメ放送前に亡くなられたというのは知っていたのでもしかしたらそういう事情も含めて評価なのかもしれないと思われるのですが…、それとこれとは別の話として)俺的にはそんなにハマれなかった作品。

 

 

冒頭でも述べた様に基本的にはギャグ・コメディの作品だという認識なので最後までギャグ・コメディのノリで走り切って欲しかったというのが俺の中で評価が伸びなかった原因なのですよ。
いやね、犯人捜し・復讐というミステリー・サスペンス要素ギャグ・コメディの邪魔をしてしまった感じなのよね。
ギャグ・コメディ作品という認識で観ていた俺は、高評価の評判を聞いていた事もあって最後はハッピーエンドで楽しく終わる最後までギャグ・コメディな作品と思っていたのですよね。

 

まぁハッピーエンドと言えばハッピーエンドなのですが、ギャグ・コメディの作風に人死に要素は入れたらダメよねというお話なのですわ。

 

物語序盤から母親の死の事には触れられていたのですが…、俺は双子の母親は実は生きていた…仮死状態で後から息を吹き返した…けど記憶を失って双子の前には現れなかった、、、みたいな実は誰も死んでないみたいなギャグ・コメディの延長でハッピーエンドで終わるものと想像していたのです。
それが…、家政婦が殺されるというギャグ・コメディで片付けられない事件が起こった事であぁ母親も本当に死んでるんだなと…、ギャグ・コメディの作風にギャグではない殺人事件が起こるという俺としてはちょっと受け入れられない展開でハマれなかったのですよね。

 

 

物語の最後もハッピーエンドみたいになっていて世間的にはおそらくそれが高評価に繋がっているのだ思うのですが何か薄っぺらいハッピーエンドなのですよね。
…結局はただ養父母が良い人っていうだけの表面的キャラ設定上のハッピーエンドな訳なのですよ。あの家に引き取られたのが主人公の双子でなくとも・別の孤児院の子供でも幸せになっていただろうな、と想像される…ただただあの養父母が良い人ってだけの印象しかない薄っぺらいハッピーエンドに感じる訳なのですよ。

 

(しかし、「でこぼこ魔女の親子事情 ~感想」でも同じことを語ったのですが、養母キャラの三石さん…三石さんはやはりギャグ・コメディ作品でギャグキャラやってる時が一番いききしてノッてる感じでイイですね)

 

 


という様に、変にミステリー・サスペンス要素を入れずにシュールギャグというギャグ・コメディ作風で最後まで走り切って欲しかったという点が残念な作品でしたね。
あとはまぁギャグが弱いという点も…全編通して声を上げて笑うということがなかったかな…。

 


世間の評価程には俺的評価は高くなく、
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以上