アニメ「この素晴らしい世界に爆焔を!」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「この素晴らしい世界に爆焔を!」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

 

この素晴らしい世界に祝福を!」のめぐみんを主役にしたスピンオフの今作。
ギャグは面白い、さすがという感じ。毎話毎話笑わせてもらいましたよ。

 

今作はめぐみんがカズマ達に出会う前の前日譚であり、前半は「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」で出てきた紅魔の里を舞台に話が繰り広げられ、後半はゆんゆんと共に冒険者活動する話が描かれます…その中でカズマ達とのニアミスも描かれたりしてましたね。

 

基本的にギャグな作品なので中身という中身はないのですよね。。。
う~ん、ただ残念なのはやはり全編に渡ってが前日譚であるという構成…。

 

紅魔の里を舞台にした話は面白くはあったのですがやはり「今の」「カズマ達」との関係性が出来た後のめぐみんを観たいのですよね。
なので、前半は「紅魔の里」編で良いとしても後半はニアミスなんかさせずさっさと合流して「カズマ達と出会ってから新作エピソード」を観たかったのですよね。

 

原作は未読なので知らんけど、めぐみんを主役にした短編シリーズなんかがあればそれを中心に構成するとかの方が良かったのでは、と感じるのですよね。。。
原作小説の方は完結してるみたいなのでなんなら原作者にめぐみん主役の(カズマ達と出会った後の)新作エピソードを1、2話は書き下ろしてもらうでも良かったのでないか…、、、「カズマ達に出会う前の前日譚」にそんなに強くこだわらなくても良かったのでは?と残念に思う訳なのですよね。

 

おそらく多くのファンもカズマ達との絡みを望んでたのではないかな?少なとも俺は「カズマ達と出会ってから新作エピソード」が欲しかったね(正直、後半の冒険者編やカズマ達とのニアミス演出に対しちょっと退屈に感じたのよね)。

 

 

いやホント各キャラクター達も面白くギャグも笑えたのですが、お話そのものに新鮮さを感じない(という言い方は正確ではありませんが)…あくまで前日譚という事でカズマ達が出ない(関係性が出来上がっていない)エピソードのためどうしても時系列的に、アニメ1期、2期でよく見知った「このすば」よりも前の/古いエピソードと感じられてしまうのが残念なのですよね…。
カズマ達と出会った後(関係性が出来上がった後)であればたとえ1期or2期のエピソードの合間合間を埋める様なエピソード挿入であったとしても新しさを感じる事が出来たと思う訳なのですよ。。。

 


お話自体は面白かった(ギャグ作品として笑えた)のですが、シリーズ構成が残念(前半は良いとしても後半はカズマ達と出会った後のエピソード構成の方が良かった)でしたね。

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上