アニメ「英雄教室」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「英雄教室」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


中身がない物語でしたね。
主人公というか物語としての目的がない、どこへ向かおうとしているのか、どうなったら物語が終着するのかさっぱりな物語な訳なのですよ。

 

 

導入設定としては、最強系主人公が学園へ入りそこで無双する…というなろう系のお定まりみたいな展開になるのですが、なんか原作はなろう系ではないみたいですね、ラノベ作家の作品の様です。

(この作品って別に「魔法使い黎明期」みたいな前日譚となる物語作品が存在してる訳じゃないよね?過去話がちょろちょろとは出てくるのですが最後まで観てもシッカリとはやらない感じの造りだったから、もしかしたらシッカリと過去が描かれた物語が別に存在してるのかなとちょっと疑問に感じのですよね)

なんだろ?これはもしかしたら仮にラノベ作家がなろう系の様式・テンプレ展開で物語作品を描いたらどうなるかというアンチテーゼというか挑戦みたいな感じの作品なのかね…。
まぁだとしても結果はどんぐりの背比べ、五十歩百歩、目ク○鼻○ソという感じなので、ラノベ作家(商業作家・プロ)がなろう系(素人)との格の差を見せつけた等という事は全くない残念結果ですがね…。

というかラノベ出身/デビューとかなろう系出身とかってあんまり関係ないんですよね。なろう系作品でも設定が緻密でしっかり作り込まれていれば面白いんですよね(オバロみたいに)。

 


まぁこの作品の場合はラノベ作家(商業作家・プロ)が書いてますがなろう系(素人)と同レベルともすればなろう系以下の物語作品となりますがね。。。
(なろう系の方がまだ物語としての目的がはっきり示されていたり痛快・爽快感があったりする…まぁ、なろう系は玉石混淆(圧倒的に石ころが多いですが)でピンキリですがね)

 

 


主人公のキャラも魅力がない…、全く共感・好感・興味が感じられない人間味のないキャラとなっています。

他のキャラについてもただハーレム要員というか異性としてキャラが増えるだけ(主人公が男なら女キャラが増えるだけ)/魅力の薄い・浅いキャラが話数を重ねる毎に増えるだけなのですよね。
(逆に言えば既存のキャラが薄い・浅いばかりだから新キャラ追加でなんとか物語を保とうとしている…真にキャラが造れてさえいれば(深みの魅力あるキャラが造れていれば)新キャラなんか追加せずともそれだけで(2~3人のキャラだけでも)充分に話がもつのですよね)

 

 

と、お話部については、物語性、キャラと残念な感じでしたね。。。

 

 


で、続いて作画部分について。
俺は基本的には作画の良し悪しについては気にしない方なんだけど…、なんか第2話が酷いと感じたね(観始めて割とすぐ・序盤だったから印象に残ってるのかな)。
第2話の構成としては、序盤~中盤は日常パート的なコメディ展開、終盤シリアスパートみたいな構成になっているのですが1話/1エピソードという作品の中で日常パートとシリアスパートの作画が統一されていないというか寄せ集めた画を切り貼りした様な見るに堪えないパッチワークな感じで吐き気を催す(はさすがに言い過ぎですが)酷い作画、メチャクチャな/統一感のない作画だったのですよね。
いくらコメディパートとシリアスパートの違いがあるといっても、もっと同じお話として/一つのエピソードとして作画をしっかり統一しようや、作画監督仕事しようやと感じたのでしたというお話…。

 

 


という感じで、お話部でも作画部でも残念さを感じた作品でしたね。

 


色々と書きましたが酷く貶めすほどではない、イライラするまではいかないので
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上