「メイドインアビス」 ~白笛達についての考察や疑問

今回は作中でその存在が示された現役の5人の白笛達に対する考察や疑問になります(厳密に言えばライザは地上では死亡扱いなので現役ではないかもしれませんが…)。

 

 

・不動卿 動かざるオーゼン
不動卿オーゼンの二つ名である「動かざる」、これの意味するところは?という疑問(考察も含む)。

 

ファンミーティングQ&Aによると「○○卿」という呼び名については評判や本人の意向を確認して名簿に登録されるらしいのですが二つ名は一般民衆・世間が勝手に呼び始めて新聞などで広まるものらしいですね。
「不動」という言葉からの「動かざる」の二つ名であろうとは考えるのですが、もしかしたらこれには皮肉めいた揶揄、非難を含む二つ名ではなかろうかとも思えてきました。

 

 

探掘家の最高峰の称号「白笛」。多くの探窟家が「白笛」を目指す理由は決して地位や名誉、お金の為ではないでしょう。
(地位や名誉や金が望みならばわざわざ命の危険を冒してまでアビスという謎の大穴に潜る必要はなくオース外で命の危険のない安全な他の職業に就くでしょうからね)


探窟家が「白笛」を目指す目的…、それは深度制限がなくなりアビスの深淵に挑める事だと考えます。
どの探窟家達もリコやナナチの様にアビスへの憧れが止められずに戻る事の出来ない片道切符の絶界行を決行するのでしょう…。


上述した様に「白笛」の目的はアビスの深淵に挑む事だと考えるのですが…、オーゼンはもう50年以上「白笛」で居続けている~「白笛」になって50年以上経っている~らしいですね(ハボルグ談)。
おそらく普通の・多くの白笛/これまでの白笛達は「白笛」の称号を得てから数年以内に(長くても10年以内くらい?…絶界行への充分な準備を終えたら)絶界行を決行していると思うのですが…、オーゼンは「白笛」になって50年以上。。。

 

元々の「不動」の意味は無双の怪力を持つオーゼンの、屈強な男達が何人何十人で掛かろうともビクともしない様を指していたりしたのかも知れません…。
しかし、世間一般・一般民衆はおそらく他に類を見ないであろう50年以上絶界行を行わずに居る「白笛」オーゼンを皮肉めいた揶揄、非難を暗に含めて「動かざる」という二つ名をつけているのでは、という考察になります。
(まぁ探掘家の最高峰の称号、伝説的英雄の存在である「白笛」に対してそんな不名誉な二つ名を付けるなんて、いくら何も知らない無責任な一般民衆の評価としても有り得ない気もしますが…)


オーゼンが絶界行しないのは明らかに何らかの意図がありますよね。絶界行前にライザがオーゼンにリコの事を頼んでましたがライザはオーゼンが絶界行しない事に確信があったからこそでしょうね。
おそらく探窟組合上層部や白笛達にしか知らされていない「何か」に対応するため(アビス2000年問題か?)オーゼンは絶界行しないで残っているのだと考えられます(決して絶界行を恐れている等の理由ではないと思います)。

 


という事で、一般民衆・世間が勝手に呼び始めた「動かざる」の二つ名は、何も事情を知らない無責任な一般民衆が付けた不名誉な呼び名だったりするかも?という可能性の一つを示してみました。
(先にも述べましたが伝説的英雄扱いの「白笛」に対していくら事情を知らないとは言えそんな無礼な話があるかなと疑問に思う部分はありますが…、もしかしたら探窟家(白笛)を嫌うオース原住民(アビス原住民?)が嘲りを込めて広めたりしたのかも…)

 

 

 

 

・黎明卿 新しきボンドルド
ボンドルドの仮面は変声機付き?という疑問。

 

これはアニメ(映画)を観て感じた疑問なのですが…、ボンドルドはメインのボディがやられて別のボディへと仮面を付け替えた後も声はそのまま同じ(森川ボイスのまま)なのですよね。
明らかに体格の違うボディへと変わっても声はそのまま同じという謎。
いや、まぁこれはアニメ上の演出というか表現で実際は(原作漫画上では)声が変わっているのかも…(ボディが変わる度に声が変わってはアニメを観てる側が混乱するのでそれを避けるための措置)とも考えたのですが、
プルシュカは何も違和感なく(声の違いや体格差を感じる事なく)受け入れているのですよね。。。まぁプルシュカの場合は仮面で父親・ボンドルドを認識するように暗示をかけられてる様ですが…。
またボンドルドの事を以前から知っているナナチもボディチェンジ後のボンドルドを即受け入れているのですよね…、口調だけでボンドルドと判断した?いや、おそらく声も同じだったのではないでしょうかね。

 

 

という事から考えてあの仮面には変声機・ボイスチェンジャー付きなのではないかというどうでもいい考察となります。
(もしどこかのQ&Aやインタビュー記事で既に回答済みの疑問ならば申し訳ありません)

 

 

 

 

・神秘卿 神秘のスラージョ
スラージョ(呪詛船団)編がまだ始まったばかりで情報も少ないので今のところ特に考察する事もない(材料がない・少ない)のでどうでもいい疑問を一つだけ。
スラージョは何歳?ライザと比べて歳は上か下か?

 

ライザは10年前に既に「白笛」で絶界行している訳ですが、10年前のスラージョが既に「白笛」であったかと考えると…ちょっと違う気がする、のですよね。
スラージョの今の見た目が若いですしあの乳間の着崩し具合から見るにおそらく20代か30代ではないでしょうか。
(見た目からは判断できないオーゼンの例がありますが実年齢70超?のオーゼン(もし仮に若い頃に4層5層に長く潜っていたとしても20年は歳を食ってるのではないか?)が肌の露出を控えてる事からいくら見た目は若く見え様とも(若さの秘訣は千人楔らしいですが)やはり精神(年齢)的には年相応に落ち着いているという事ではないでしょうか。
翻ってスラージョのあの乳間の着崩しはまだまだイケイケのお年頃な感じがします)

 

またいくらスラージョが「白笛」になるのが早かったとしても20代以降と考えられます…それより早い・10代で「白笛」となると歴代最年少白笛の様な肩書が付きそうなものなのに作中で特に触れられていないのでそれもないかな…。

 

 

という事で、スラージョの歳は20代後半~30代前半でライザより後輩(と言ってもそれほど離れていない2~3年、最大で5年以内くらい後輩?)の白笛ではないかという気がします。。。
(ちなみに言うと現役白笛の中では一番若いのではないかと考えています)

 

 

 

 

・先導卿 選ばれしワクナ
ワクナについても情報がないので疑問というか願望を。
ワクナは老人という事ですが、性別は男…爺さんであって欲しいなという願望。

 

これまで登場した白笛達…オーゼン、ボンドルド、スラージョ、ライザの4人中3人が女性なのですよね。
いやね、なんかバランス的にワクナは男白笛/爺さんであって欲しいなと思った、それだけです。。。

 

あと、年齢的にオーゼンと比べられてる気がするワクナですが…、
ワクナは初めてアビスに潜った/オースを訪れた時が遅かった(既に壮年であった)だけと俺は考えていて白笛歴は圧倒的にオーゼンの方が上だと思っています。

 

(独断と偏見で述べさせてもらうと現役5人の白笛歴は…

オーゼン>>ボンドルド>ライザ>ワクナ>スラージョ

な感じだと思っています…ボンドルドとライザ、ワクナとスラージョは前後するかも)

 

ワクナは白笛(探窟家)になるのが遅かった故の見た目が爺さん(老人)というだけで白笛歴は浅いのではなかろうかと思っています。

…まぁあと考えられるのは遺物の効果で力を得る代償として若さ(見た目)を失ったという事もあるかも知れませんね。。。

 

 

ついでに述べておくと
ボンドルド、ワクナ…海外(オース外)組で
オーゼン、ライザ、スラージョ…オース組だと思っています。

海外(オース外)組が探窟家を目指す事自体に(オース民と比べ)ちょっとハードルがある感じがする…アビスの情報・アビスに触れる機会、アビスへ挑む決意・覚悟、金銭面など諸々の理由で時間・手間が掛かってしまいどうしてもオース民の探窟家と比べるとアビス初ダイブの年齢が上がってしまうと考えています。

 

 

 

 

・殲滅卿 殲滅のライザ
ライザの「白笛(命を響く石)」・ドニって誰?という疑問。

 

他の白笛達の「白笛(命を響く石)」は誰?どういう関係?についてはもしかしたら…みたいなのはあるのですが。。。
(ボンドルドだけは自分自身である事が明らかになっていますが)


オーゼン、スラージョ、(ワクナも入れて良いかは微妙)の「白笛(命を響く石)」になった人物との関係性として考えられるのは恋人であったり…というのがあるかもしれません(祈手みたいな教信者的な関係もあり得ますが)。

他に考えられるのは…、それぞれの師匠であった白笛が「白笛(命を響く石)」になったのでは?という考え。
オーゼンの師匠であった白笛、スラージョの師匠であった白笛(居るのか知らんけど)、(…ワクナには師匠が居る感じがしないので微妙ですが)が例えば探窟中に大怪我をして(他には大病を患った等)冒険を続けられなくなったがアビスの・深淵への憧れが止められず自ら「白笛(命を響く石)」となる事で弟子と共に冒険を続けようとした、みたいな事があるかなと考えました。

 


しかし、ライザの「白笛(命を響く石)」は恋人(トーカ)とも師匠(オーゼン)とも違う関係性なのですよね。
ライザはオーゼンのもとで白笛になったはずだからオーゼンの知る人物だとは思うのですが…笛ガリガリしてたけどドニって誰や。。。

 

 

 

 

おまけ
・こども卿 デコメガネのリコ
レグが居なかったらリコの冒険は早々に終わっているという指摘について思うところ。


ネットの感想なんかでよく目にする指摘で、いやまぁその通りではあるのですが…、リコが特別ズルいとかではないと考えるのですよ。


他の白笛達(黒笛以下の探窟家達も含めて)も「基本的には」普通の人間な訳ですよね。しかしそれでも危険な原生生物と渡り合えるのは遺物による武装があるからなのですよね。
遺物による武装がなければ普通の人間であり原生生物の前ではリコと白笛達(黒笛以下の探窟家達も含めて)そう大した差はないと考えます。
(体力、経験の差はあれどそれで原生生物相手に勝てたりはしない…逃げ切る事は可能かもしれないが…力場の流れを読む様な相手ではそれも無理か)

 


リコはたまたま最初から「奈落の至宝」と呼ばれるレグという超強力な遺物で武装しているだけで他の白笛達が複数の強力な遺物で武装してアビスに潜っているのを考えれば特段ズルくもなくほとんど変わりないと考えています。
まぁリコの場合は、普通の探窟家達が下降と上昇を繰り返して徐々に階層を深めていく(2層まで行ったら一旦地上へ戻って次は3層まで潜ったら地上へ戻って…の様な)のに対し、リコは一発クリア/初見クリアを目指してそれが曲がりなりにも上手く行ってる様な感じなのでズルい感じに見えちゃうのでしょうね…。

 

 

 


と、あまり纏まりがない感じですが、今回は白笛達に対する考察や疑問でした。

 

 

次回の予定(考察テーマ)、時期は未定です。
なんか思いついたら書きます。

 


以上