アニメ「無職転生ll ~異世界行ったら本気だす~(第1クール)」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「無職転生ll ~異世界行ったら本気だす~(第1クール)」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


ED発覚に始まりED回復に終わる、そんな2期(第1クール)はED編とでも言えばよいのかねぇ…。

 

EDの件もあって1期と比べるとおとなしめではありましたが相変わらず下品で好きくない作品。

あと今作「~2期(第1クール)」は見所という見所が少ない…、、、全くないとは言わんけどさぁ見所と言えば、同じ境遇の転移者との出会いとシルフィとの再会くらいで本筋・メインはシルフィとの再会になるのですが…、なんかこれを無駄に引っ張っている、無理やり1クールまで引っ張った感じに思えたのよね。
…まぁその引き伸ばし行為の甲斐あって一応1クールが区切り良く終わってはいるのですがね、、、分割2クールの中ではマシな終わり方をしてるね。
(直近だと「Dr.STONE NEW WORLD」や「シュガーアップル・フェアリーテイル」等の分割2クール作品がありましたが、左記2作品なんかは1クール目が全く区切りが良くない所で終わっているのですよね…)

 

褒める所はそれくらいで、あとはもう下品さと納得のないイライラする展開で(加えて上述した引き伸ばしによるテンポの悪さ感)早く終わらんかなと思って観てましたよ。

 

ホント1期の頃から感じてたけどさぁこの作品の下ネタの下品さは何なのよ…。作者は面白いと思って(ゲヘヘ、これウケるぞ~俺ってギャグセン高けえなぁ…と思って)書いてんのか?
下ネタが絶対にダメとは言わんけどさぁ…、下ネタや毒舌なんかのエッジの効いた笑いみたいなのってあくまでスパイスな訳で、ベースの味付けがろくに出来てもいないのにスパイスばかり多過ぎたらそりゃ不快にもなるってお話ですよ。

 

 

下ネタの気持ち悪さについて1期の話で言うと、
主人公が父親と母親の情事を覗き見て興奮するのですがそれがまず気持ち悪い…。
この主人公は親を親として見てないんだろうな…母親を他人・女としてしか見てないんだろうなぁ、とその性格設定が気持ち悪いのです。
いくら前世の記憶があるといっても赤ん坊の頃からずっと家族として一緒に居るのに・生活と共にしているはずなのにずっと母親の事を一人の女としてしか認識していないって事ですよね…。
ホント作者は主人公のその精神設定で気持ち悪いと思わないのか・疑問に感じないのか・納得が作れていると考えているのか甚だ不満で納得がなくイライラするのですよ。。。
十年近く一緒に過ごしてきた家族でさえも他人だという認識の…そしてその認識は今後も変わる事がないという主人公なのでしょうね…あぁ気持ち悪い。

 


2期で言うと(下ネタというよりこれも主人公の性格設定についてですが)、
ED発覚後、自棄酒を飲んで酔っ払った状態で懇意になった少女への暴言を吐いてしまいそれを聞かれてしまうのですが、そこで主人公は自分自身に嫌気がさしてか自死しようとします…。
なんかもうこの行動が気持ち悪い…。え?それで自死しようとするの?異世界行ったら本気出すんじゃねえのかよ、今度こそ真面目に生きるんじゃねえのかよ、それとも連れの男に止められる前提のもとの自死パフォーマンスだったの?とさえ思われその行動が気持ち悪いのです。
ホント作者はどういうつもりでこの主人公の行動を描いているんだろうね…、全く納得がなくただただ気持ち悪い行動・表現・描写なのですよ。

(あと納得のなさついでに述べると、自棄酒からの暴言を吐いたときに少女の連れが居たんですよね。確かに主人公の暴言・失言はあったのですが少女から何となく事情を聞いていると思われる事と自棄酒をあおっている状態から事情を察してやればいいのにこれまで築いてきた関係も何も関係なく(少しは主人公を信じてあげればいいのに)ただ冷たく突き放すだけという展開にもちょっと納得がないのですよね)

 


他には獣人少女との下品なやり取りも不快で、最終話のシルフィとの情事もサラッと流せばいいものをゆっくりたっぷり無駄に尺を取りやがって…そんな事に尺を使うならもっとストーリーを・面白くなる様な物語を進めろよ、と感じるのですよ。

 

 

ホント今作のED編はきつかったね。。。いやね、今作の内容なら7~8話あれば終わってるよ…それを無駄に引っ張ってる感じ、冗長。
1期の頃から前評判が高かった作品ですが、40話近く観ても一向に面白くなる気配がないけど大丈夫なのかね…なぜ前評判が高かったのか謎ですよ、一応「~2期(第2クール)」観ますけどね。

 


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上