アニメ「うちの会社の小さい先輩の話」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「うちの会社の小さい先輩の話」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


第1話からしてもうただただ気持ち悪いと感じた作品。

会社・職場内で後輩(成人男性)の頭をヨシヨシと撫でる先輩女性社員…という冒頭からしてもう有り得ないシチュでイライラする。
おいおい職場内・事務所ないだろ、別に二人きりな訳じゃないよな?他の人の目もあるだろうにそんなん有り得る訳ないだろ…。リアルでそんな事する奴が居ったら(見たら)引くぞ…。
あと男相手にそんな事してる女が居ったらそいつは周りの(他の)同性社員(女性社員)からは絶対嫌われてるだろうなと思うわ…(同性から嫌われる様なキャラをメインキャラとして設定するなよと感じる)。

 

 

次の気持ち悪いポイント(同じ第1話内の話になります)。
朝の通勤の激しい往来の中、道端にしゃがんで茂みの中の猫に向かってニャーン言ってる…、気持ち悪い。。。
あんなんリアルで居ったら…もし通勤中にそんな同僚が居ったら絶対無視して素通りするわ…。

 

 


そして次…、これは全編に渡って言える事なのですが、この先輩女性社員が猫化して描かれているんですよね…気持ち悪い。
なんだろこの作者は(小さい)女性を猫みたいに思ってんのか?小さくてかわいい人間の女性を愛玩動物だとでも思ってんのかね?
かわいさ以外は要らない・表現しないみたいなかわいく懐いてくるだけの愛玩動物みたいな存在が好き!みたいな描き方が気持ち悪いのよね。。。

 

 

 

で、これは気持ち悪いとは別にイライラいする・納得のない点として、
以前「先輩がうざい後輩の話」の感想でも同じ事を書いてるのですが…、、、
この作品はラブコメ的な恋愛模様メインで描かれていて、しかしその恋愛の描かれ方が中高生の恋愛なのですよね。。。

 

なんか初めて恋愛するみたいな物語を、何故か大人になってやってる…社会人設定でやる必然性を感じないのですよね。
なんだろ今作の主人公・メインキャラ達はいきなり社会人・大人として産まれたのかな?主人公はじめメインキャラ達は中高生時代をいったいどんな感じで過ごしてたんだろ?なぜ社会人になって初めて恋愛するみたいな物語が展開できるのだろう/作ろうと思ったのだろう…分からん、納得がない。。。

 


小さい先輩と大きい後輩の関係性とその恋愛模様(中高生みたいな内容の恋愛)を描くだけなら別に社会人である必要ないんですよね…。中学、高校の部活の先輩後輩でも良いし、大学のサークルの先輩後輩でもイイじゃん、と思う訳よ(酒を飲むシチュが欲しいのであれば大学生で事足りる)。
社会人・大人の恋愛を描かないのであれば社会人設定の意味がまるでないラブコメなのよね…(これも以前「先輩がうざい後輩の話」の感想で語った事と同じですがね)。

 

 

 

最初ら辺に気持ち悪いポイント幾つか述べていますが、これらは現実世界・リアルを舞台にしているから感じる事なんですよね。
社会人・大人の恋愛を描かないのであれば、もういっその事ファンタジー世界にしてしまえば良いのに…。
ファンタジー世界であるならヒロインの非リアルな仕草・行為であっても、ヒロインを猫化していても別に受け入れられるけどね…まぁそれで描いて支持を・評価を・人気を得られるかは知らんけど。。。

(現実においては非リアルな仕草・行為を描くのであればそれを許容する・不自然でない世界観(現実とは違う文化・倫理観等の世界)を舞台にすれば良い…不自然に必然性なく納得のない意味の分からない舞台設定にするなよ、というお話)

 

 

 

と、現実世界・リアルを舞台にしながら有り得ないシチュのあれこれや愛玩動物化、意味のない/必然性のない社会人設定…、と納得のない設定や物語展開で早く終わらんかなと思って観てましたよ。
(最後は少し主人公とヒロインの関係性が進んで、という当たり障りない終わりではっきりしない、きっぱり終わらない残念さ…え?もう続かんでイイやろ…)

 

 

作品の評価としては、「不可」寄りの可もなく不可もなくとなります。


以上