アニメ「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


長瀞ちゃんは可愛く描かれていてその可愛さは理解するけど…、
1期の感想でも書いたけどやはりなぜ先輩が好きなのか、長瀞ちゃんは先輩の何に惹かれているのかが良く分からない。
1期の冒頭でのあの出逢い(高校で初めて二人は出逢った感じ)だけでは惹かれる理由・納得が全くないのですよね。

 

例えば、あの二人は幼馴染だったとか中学時代からの先輩後輩の間柄で過去に何かあって先輩に密かに好意を抱いてずっと好きだったとかいう設定だったらまだ分かります/

納得があるかも知れませんが、
1期で描かれていた出逢いはほぼすれ違っただけみたいな偶然の出逢いだったのだけど…それで先輩に惹かれる理由に納得が感じられないのよね。
(別に俺は作品の導入・設定部分に関しては飲み込むんだけどさぁ、(長瀞ちゃんが先輩に惹かれる)特に深い理由がない・詳しく理由を描くつもりないのならさぁ、上述した様な幼馴染が久しぶりに再会したとか中学時代の先輩後輩の二人みたいな関係にしてくれればあとは勝手に想像して・補完して納得するのだけどそうじゃない(初対面の二人が出逢っただけという)のが意味分からん、納得がないという事になるのよね。

 

 

そしてその納得がないまま話・物語が進むからモヤモヤしたままで素直に観れないという感じなのですわ。


ホントこの作品・物語の造りって長瀞ちゃんが(何故か)先輩に好意を寄せてるから成り立っている作品なんですよね…。
この「長瀞→先輩」への無償愛というか納得のない好意、先輩以外に興味はないという揺るがない好意・愛情が(理由もなく)存在しているから成立するお話になっているんですよ。
先輩以外に他に気になる男が居たり、もしくは長瀞ちゃんが先輩に愛想を尽かしたりという事がないから成り立っているお話なんですよね…危うい。。。

 

そういう危うさが孕んでいるから、何でも良いんですよ…なにかしら好意を抱くきっかけになったお話を(ある程度納得のある理由を)描くべきなんですよね。
それを描いていないのがこの作品の問題…1期の頃からの問題。。。

 

まぁ最初の出逢いの時点、1期の初っ端にやるべき話だったのに機を逸してる時点でダメ・失敗してるんですけどね。
物語が進展しても・いつまで経っても、なぜ長瀞ちゃんは先輩に惹かれてるのか…、と気になる/モヤモヤする事になる。。。

 


そこに目を瞑れば、長瀞ちゃん自体は可愛く描けている作品で良いのですがね。

 

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以下雑感
先輩は美大に進学希望みたいだけど、「ブルーピリオド」とか観てると先輩の実力じゃ(実力的にも美大進学に向けての取り組み方を見ても)美大は無理なんじゃという感じなのですが…。
まぁ学校を選ばなきゃ(どこでもいいから取り敢えず美大という事なら)入れるのかも知れませんが(先輩の実力でも)…美大実状知らんけど。

 

あと、全然関係ないけど美術部部長が十傑集走りだったのは良かった。

 

以上