アニメ「Dr.STONE NEW WORLD 第2クール」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「Dr.STONE NEW WORLD 第2クール」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


前回(~ NEW WORLD 第1クール)の感想で酷評したぶった切りエンドな宝島編の完結となった今作。

一応、今作「Dr.STONE NEW WORLD 第2クール」で宝島編は綺麗に完結した感じ。

…なのですが、なんか俺的にはあまり盛り上がれなかったんですよねぇ。
いや、盛り上がり所を作っているのは分かるのですがなんかあまり…、という感じ。

 

 

 

まず石化解除に伴う修復力を利用する、という手法/展開に頼りすぎだと感じる。
なんか主要キャラが深手を負う様な展開でも、あぁこれは石化修復を利用して助かるんだろうなと思って冷めた目で観ちゃってたのよね…。

 

 

 

また敵キャラの魅力が薄い、弱いという点。
この宝島編のボスであるポッと出の敵・イバラ。ポッと出が故にキャラも薄く敵としての魅力を何も感じない、ただ小ずるいだけのいやらしい小悪党感しかない、エピソードボスとしては弱い残念なキャラなのですよね。
やはり敵キャラも魅力的に描いてこそ物語が面白くなると思うのですが、この宝島編ではそれがなく残念なエピソードという感じだった訳なのですよ。

 

(あとこれはどうでも良い事ですが、対イバラ戦での最大の魅せ場と思われる石化装置最大出力(全島石化)からの復活シーン。
石化速度を計算した上で復活液を宙へ(真上へ)放り投げ石化後の自分へ復活液がかかる様にするというものでしたが…、そんな投擲ミス起こったら終わりの行動を採るより主人公の真後ろに誰か待機させておいて主人公石化直後に後ろから(自分が石化する前に)復活液をぶっかけてもらう方が安全・確実じゃない?と思っちゃったのよね…)

 

 


他には、中ボス的なキャラにも魅力ないし、ストーリーとも上手く絡み合ってないし、ドローンも時間かけた割に(尺を使った割に)あまり意味がなかったし、とこの宝島編の物語構成、キャラ配置、設定にはちょっと1期2期ほど惹かれなかったね、残念。

 

 


全人類石化の謎の原因となる?石化装置が手に入ったり謎の究明のため月に行く事になったりと物語作品的には大きな進展のあった今作ですが…、ホント以前の感想からずっと書いてるけど、シリーズ一番最初に大きく広げ過ぎた風呂敷を綺麗にたたむ事ができるのだろうかね?

 


ここまで科学科学で描いている作品で石化装置メデューサをどう科学で片づけるのか?ここだけ(石化装置メデューサだけ)をファンタジー設定にするという事であればそれはあまりにも酷いと感じるよ。
あと、今の技術レベルでどうやって月まで行くつもりか?復活液で全人類復活となったら物語がワヤクチャにならないか?ワヤクチャにさせないために物語展開ありきなご都合展開、納得の無い展開へとならないか?とホントにきれいにまとめる事が出来るのか今後の展開に不安も感じますが、今作「~ NEW WORLD 第2クール」の
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以上