アニメ「ポーション頼みで生き延びます!」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ポーション頼みで生き延びます!」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


なんか「私、能力は平均値でって言ったよね!」や「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」と同じ作者の作品みたいですね。
この作者っていつもクセのある女性キャラが主人公になってんのよね。
まぁ良くも悪くもそこがフックになっていると思ってるけど…、3作品もアニメ化してるんだからイイ感じに成功してると言って良いんじゃないかねぇ。

 

 


で、作品の中身についてですが…その前に、
まずキャラデザの違和感、気持ち悪さ。この原因は何かと思ったら主人公キャラのデザインが4頭身なのですよね。
別に主人公(転生前)は幼い子供な訳ではない・成人女性のはずですが4頭身しかないのよね。いやまぁ最悪、4頭身でも全キャラデザがそれで統一されている(世界観)のなら問題ないのですが5頭身、6頭身のキャラが普通に居る中で一部のキャラが4頭身なのですよね(子供キャラは除く)。
別にモデルのような8頭身にしろとは言わないけど、せめて5頭身・6頭身くらいでデザインしろよ…とこれはアニメ制作側の問題のお話(検索したら原作のキャラデザは普通に5、6頭身あった)。

 

 


という事で改めて作品の内容についてですが、
作者は何も考えていなのかなぁ、と感じる内容。何も考えていないは語弊があるけど…、転生でチート能力を授かる云々は別に良いよ…そこが他の作品との差別化を図る事になるだろうし。
しかし、タイトル詐欺というか…ポーション関係ないじゃん、、、ポーション要素が薄い、という問題。。。「ポーション作成能力」(これも厳密には違う、ポーションだけ作れる訳ではないのだけど…)より重要なのはオマケ的な「アイテムボックス」の方であったり、「ポーション容器創生能力」であったりの方が物語的には重要になってるのよね。

 

普通は、チート能力と言ってもなんでも出来る訳ではなくある1点特化型みたいな能力でそれを主人公が創意工夫して困難を乗り越えるみたいな物語になるのですが…、「ポーション容器創生能力」が何でもありみたいになっていて能力の創意工夫も何もあったものではなく、(限定的な能力の創意工夫の部分を)作者が何も考えなくてもイイ様に何でもありの能力にしてるんですよね。
またそれがタイトルとは関係ない…ポーション作成能力の補助的な能力/サブ能力として付与している点がイヤらしい、打算的だと感じるねぇ。

 

 


展開については、基本的に何でもありな主人公なので物語もストレスフリーで進み内容的には水戸黄門のように各地を漫遊して世直しをするみたいなお話。
物語全体に波という波はなく、またお話を盛り上げるような魅力的な敵役みたいなのも一切いなくて、THEなろう系という感じ。
(実は観終わって2週間くらい経つけどもうほとんど内容を覚えていない…、まぁ「オーバーテイク!」が面白かったのでその記憶で色々と上書きされてる/満足したから他のアニメの扱いが雑になってるというのもあるかも知れない…)

 

 

タイトル詐欺や納得の無い何でもありな能力設定、波のない物語展開、魅力あるキャラが居ないなど問題はありますが酷く貶めすほどではないので
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以上