誌上で至上のエンターテイナー「鳥山明」

本当にガックリきた。。。受け入れられない、受け入れたくない…。

 


鳥山さんの訃報にまず「えっ!?」と声を出して驚きました。
次に起こった感情は怒りでした…「なんでだよ!!なんでこんな仕打ちをするんだよ!!」
68歳…まだまだ若いのに、早い早過ぎる…、まだあと20年くらい先でもいいじゃないかよ。。。亀仙人みたいなお爺ちゃんになっても鳥山さんにはゆっくり自分のペースで(表には出てこなくても)どこかでいつまでもずっと漫画を・画を描いていて欲しかった。
…そして、鳥山さんへの数多の追悼コメントを見て、、、やはり悲しみに覆われています。
これから先、鳥山さんが描く新しい画を見る事はもうないのか…、信じたくない、受け入れたくない。

 

 


発表されたコメントによると亡くなられたのはもう1週間も前の事だそうですね…。
鳥山明さんが亡くなれたことを1週間も知らずに過ごしていたのか…。
急性硬膜下血腫ということらしいですが、どういう状況だったのでしょうか。もうどうすることも出来ない状況だったのでしょうか。
ファンとしてのわがまま・勝手を言わせていただくと、もし鳥山さんが入院中・手術中であったのならばファンとして鳥山さんへ快復の祈りを・元気を届ける機会を与えて欲しかった(それで結果が変わったかもなどとは思っていませんが…、、、すみませんただのわがままです)。

 

 

 

鳥山さんの漫画は本当に画の説得力がすごいのですよね。
コマの中に描かれているのはシーンを切り取られた静止画・一枚絵なはずなのですが、キャラクターが感じている雰囲気、空気、風、圧力・迫力、動き・勢いなどを見ているこちらも感じ取れる様な画の説得力・納得があるのですよね。
コマ割り、構図、説得力を持たせる画力、演出・表現…と漫画として読者を楽しませる・面白さを納得させるために試行錯誤を・考えることを続けられてきた努力の天才だと考えています(もちろんセンスも多分にあるでしょうが)。

 


また、画だけでなく魅せ方も巧い人ですよね。
戦闘力53万…をはじめ、10倍界王拳、20倍界王拳かめはめ波元気玉、と全てを出し尽くしての絶望からのスーパーサイヤ人…と物語としての盛り上げ方・魅せ方も巧いですよね(スーパーサイヤ人もポッと出の設定はなく一応ナッパの頃から伏線がありますね)。

 

 


と、ドラゴンボール直撃世代の自分としては掛け値なしに今読んでも色褪せることのない名作であり、鳥山明さんは間違いなく漫画という誌上での至上のエンターテイナーでした。

 


ドラゴンボールというコンテンツや鳥山さんが創り出したキャラクター達は今後も生き続けていくのでしょうが…、やはり悲しいです。
68歳…若すぎる、早過ぎる、、、納得できないよ。。。

 

 

以上

 

 

 

2024.0311 追記

三日経ちますが余計に悲しみが深くなるばかり…。
今の30代40代はドラゴンボールドラゴンクエスト直撃世代だから同じように感じてる人は多いはず。。。

鳥山さんは以前から表(メディア等)に出てこられる方ではなかったので、ドラゴンボールドラゴンクエストの新作/新プロジェクトで鳥山さんの新規の画を見る事はあっても鳥山さん自身を拝見することはなかったので(せいぜいコメント(文字)発表のみ)、鳥山さんは近くて遠い存在、な感じだったのですよね。

しかしそれでもやはりドラゴンボールドラゴンクエストの新作/新プロジェクトで鳥山さんの画を見る度に今もなお「あぁ鳥山絵だぁ」となんだか不思議と童心に帰ることが出来たのですよね。
(メディア等の表に出てこられない方だったので)鳥山さんの姿は見えなくとも、数年おきにドラゴンボールドラゴンクエストの新規絵を見る度に嬉しさ・ワクワクを感じることそれ自体が楽しかったのですが…、、、これから先もうその嬉しさ・ワクワクを感じられないというのが本当に悲しい。。。。。。