アニメ「Re:Monster」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「Re:Monster」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


一応、異世界転生ものみたいだけど、主人公はなんだか現代日本からの転生者ではないらしい…。
なんか転生前の状態で既に相手の能力を取り込むみたいな特殊能力を持ってたみたいで、その能力を引き継いで転生しており、神様的存在からチート能力を与えられた訳ではない…と、その設定については他のなろう系とは違う・珍しい・新鮮だなと思いましたね。

 


で、その後のお話の内容はいつものなろう系という感じ、というか「転スラ」を思い出しましたね。
主人公が強くなって、仲間作って、ハーレムができて、村を国を作っていく…みたいな流れは主人公がスライムではないというだけで同じ流れだなと感じたのですよね。

 


あと気になったのが、進化。
この世界のモンスターは「成長」というレベルを超えて遺伝子レベルで変化する様な「進化」を誰でも行なうのですよね。
まぁこの辺りはファンタジー世界の設定なのでそういう設定・世界観だというのなら納得するしかないのですがね…。

 

 

他は、名前。
進化する度に主人公はじめ仲間たちの名前もその進化した種族にちなんだものに変わっていくのですが…名前ってそういうものじゃないだろ、アホじゃなかろうか、進化した/種族が変わったからって名前を変えるなよ、と気になった。。。

 


で、その進化について。
他のなろう系作品のアニメ感想でも散々言っていることだけど、
『ステータス画面が表示される、レベルというメタ設定がある、スキルを獲得するアナウンスが流れる等々の異世界転移・転生モノ作品は例外なく駄作である』という俺の持論。

今作でもやはり俺の持論がまた証明された、補強されたと感じましたね。

 

なんだよ、あのゲームの選択画面みたいなの…。あれはファンタジー世界の設定ではなくゲームの設定になるだろ…。
主人公が転生したのはゲーム世界ではないんだよね?ファンタジー世界なんだよね?だったら何だよあのゲームみたいな仕様の画面は…。
作者はファンタジー物を書いているつもりだとしたらこの設定、この世界観はおかしいと思わないんだろうか?気付かないんだろうか?それが不思議でならない。。。

 


最後に、どうでも良い事だけど気になったのは、「○日目」というチャプター。
いやね、最初(第1話)の内はまぁ良かったさ…、けどこれがず~っと最後まで続くのですよね。
この「○日目」の情報が物語的に重要な意味を持てばよいのですが、ホントただチャプター的意味しかないので無意味だと感じたのですよね。
(おそらく原作小説のチャプターそのまんま使ってるだけなんだろうな)
意味がない情報をでいつまでも同じ映像で見せるのではなくもう少し演出・見せ方を工夫して欲しかったかな…。

 

 

 

基本的にはいつものなろう系で色々と気になるところがある感じで
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上