アニメ「バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


「キャラクター」とそのキャラを絡ませた「ストーリー」が作れてない事、
物語全体の構成がうまい事出来てない等々、
旧シリーズが好きだったので期待値が高かったのですが、非常に残念な結果となった作品でした。

…シリーズ構成に倉田英之の名前がない事から不安でしたが、
不安的中というか、想像した以上に酷い・残念な結果でした。

 

キャラクターの過去を描く事は構わないのですが、その背景が重すぎるのが良くない。
バトルアスリーテス大運動会」でメインに描くのは「スポーツ」でしょう?
そこにテロとか人死にの出る事件とか血生臭いの要らんよ…。
キャラクターの過去・背景を重くし過ぎると、話のメインがスポーツにならないのよ…それどころじゃなくなるからね。
その塩梅を間違えてちゃいけない。


旧シリーズでも多少重い話はあるけど、基本的には緩い感じの世界観なのよね。
今作は緩さよりキツさの方が強いのよ、シリアス要素が重すぎてそのバランスが崩れてんのよ。
シリアスの裏でこそっとスポーツやってる感じなってんのよ、メインになり得てないのよ、大運動会の意味がないのよ…。
倉田が居れば…と悔やまれてならない。
なんでこんな重い背景にしちゃったのだろう…。
地球侵略の大ピンチもネリリ星人という緩い感じに描いちゃう旧シリーズの緩さの世界観を期待していたのにガッカリ過ぎる今作。


そして脚本・構成と並ぶガッカリ過ぎる要因が、作画・アニメーションの問題。
スポーツアニメに求められるスピード感のある動きができてない…、とか云う以前の問題…。
どこの制作会社だ、と思い調べてみたらスタジオ・セブン…「京都寺町三条のホームズ」のあ~なるほど、納得…そりゃ酷い訳だわ。相変わらず酷い仕事やってんのね…。

 

最終話…、立派になったあかりハウスが出てきて、旧TVシリーズのOP曲「Tsubasa」が流れるファンサービスの演出にニヤリとするも、これまでの脚本の酷さ、画の酷さを誤魔化すためのお為ごかし感。。。

 

 

はぁ…新アニメの情報を聞いた時には、期待してたのになぁ…。
個人的に期待値が高かっただけに本当に残念です。

 

以上