アニメ「やくならマグカップも 二番窯」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「やくならマグカップも 二番窯」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

第1期の感想で、なくなっていればいいな…と思ってた実写パートですが、
なくなってなかった…、まぁ、でしょうねって感じです。


聖地巡礼」って制作側・発信側が作るもんじゃないんだよ…。
受け手側が勝手に・受け手側から自然と生まれるもんなんだよ、それを分かってない典型だね。
良いアニメを作っていれば、受け手側が自然と始めるもんなんだよ…それなのに制作側・発信側から無理やり・押し付けみたいな感じやられちゃうとねぇ…萎えるのよ。
それに、アニメのモデルとなった風景を実写で全部見せちゃうともう行かなくて良いじゃん、てなるんじゃない?(俺は聖地巡礼ってやった事ないから分からんが)


また、話の内容もダメ。良くない。
これ、まるっきり2期の形じゃないか…。
前回の1期が正味6話(15分×12話=30分アニメ6話分)だったので、俺はてっきり今回の2期は、7話~の認識だったのに。。。
キャラの関係性は1期からの引き続き…、だけど、1期最終回での主人公の気持ちがフラットに戻ってる、7話から~の話の構成じゃないのよ…。

アニメパート15分の本作は1期2期を通してやっと普通の1クールアニメ(30分×12~13話)の構成になるのに、2期(~二番窯)の始まりがまるっきり1話の構成になってるのよ。

 

俺が2期(~二番窯)に期待していたのは、1期でキャラ紹介や一つの山場を越えて、
2期では、そこから真の終盤(通常の1クールアニメで言うなら11~13話)への盛り上がりへ向けた最後の加速(1期の6話を超える盛り上がり)が始まる構成を期待していたのです。

ですが、始まった2期は6話や7話(通常の1クールアニメで言うなら10~11話目)を終えても一向に加速を始めず鈍行で通常運転しているだけなのです。

 

え?1期の続きじゃないの?もう終盤へ向けた加速を始めないといけないのにこんなトロトロと日常が続くだけの様な構成…、これじゃまるで5~6年経って2期が作られた様なまるっきり1話目からの作品の構成だよ?
半年という短い間隔の分割2クール(実質1クール)作品なのに何故、1期を受けての・1期の勢いに乗ってそこからさらに加速する様な構成にしないのかな?よく理解できんわ。

 

 

最終話の内容も、散々引っ張って引っ張った割にはすごい肩透かしでガックリな展開だし…最後は精神論的な話になっちゃうし(陶芸でなくても成り立つ話)…で、
どう考えても1期の頃の方が盛り上がりがあって、陶芸物としての意味もあったのに2期ではパワーダウンしてますね。

 

充電期間を置いてパワーダウンされちゃあねぇ。。。
ホント実写パートなんかやらずに素直に30分のアニメで1クールでまとめる話の構成にしてれば良かったのに…。

 

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

以上