アニメ「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


OP曲が変わらないのが好感持てるね。
2クールもの作品で1クール過ぎたらOP曲が変わるのもあるけどあれ好きくないのよね。
「この作品といえばこの曲」みたいなのがなくなるのよ。OPは作品の顔。顔がコロコロ変わっちゃ観ていて困るのよね。
そういう所が分かってるのが良いねと感じましたね(Pの判断っぽいけど)。

 

 

で、内容についてですが。
まずJC大会…えらいアッサリ終わったな。。。
JC大会の途中で前シーズン(1クール目)が終わったのに2クール目が始まってすぐ何でもない様に終わったよ…特に1クール跨ぐ意味がない感じ、、、下手な構成というか
分割2クールという意識なくシリーズ構成してんのかねと感じるほど。。。(1クール目と2クール目が1年空いていて間違いなく分割2クールなのですからもっと意識して構成しろよ、と)

 


1クール目の感想でも書いたのですが、
1クール目の最序盤で描かれたのはゴルフの世界大会の場で活躍する主人公(女子プロゴルファーに変装して)、
その後の物語中盤以降では日本のJK大会への話と展開する…というこの、世界→日本というスケールダウンを感じさせる造り、
しかもJK大会で主人公が争うのは日本国内のプロですらないアマチュアJKって…、、、
もしこれで主人公が日本のJK相手に苦戦する様な展開が描かれたらホント「納得」がなくなるぞ…、と思っていたので、
JK大会編がアッサリ終わるのは~主人公が苦もなく易々と勝つ~展開は良い(納得がある)のですが…、、、
世界クラスから日本へ(しかも日本のプロ相手でもないアマチュアJK)というスケールダウンを感じさせる構成、またその(JK大会の)結果がアッサリと終るのに1クールから2クール(1年間)を空けて引っ張る様な展開/構成にした事に意味が分からないというか構成が下手、センスがない、理解できない、信じられないと感じるのですよね。

 


また、これも1クール目の感想で語っていた事でマフィア絡みの要素は最初から・そもそも入れない方が良かった/必要ないのに…と感じていたのですが…、
2クール目でのマフィア絡みの話の終結のさせ方を見て改めて必要ない要素だったな・やはり最初から入れるべきではなかったのでは…と感じましたよ。。。

 

裏ゴルフ、マフィア問題の解決がアレでは情けない…、つまらない展開、脚本だよ。。。
…マフィア問題解決するためによりでっかいマフィア組織に収めてもらうって…暴力に対し安易に暴力で対抗するって陳腐な発想。
しかも都合よくそのでっかいマフィア組織のトップが主人公の血縁(祖父)だなんて…、、、そんな解決の仕方にするのなら1クール目の感想でも言ったようにそもそもマフィア編いらんのよ、構成自体いらんのよ、というお話。。。

 


そして最後/最終盤の展開についても納得がいかない点があります。
以前別の感想(「バクテン」感想)でも書いた事ですが、

スポーツ作品において主人公やそのライバルキャラが病気や怪我で100%の力を出せずに戦う展開が好きくないのよね。
いやね、別にライバルキャラ以外との対決であったら病気や怪我でハンデを負った状態での戦いもドラマになると思うのですが、「大事な敗けられない戦い、最後の戦い」でそれやって欲しくないのよね。


主人とライバルどちらも100%の力を出し切る戦いを望んでいるのよ…余計なケチが付いた戦いなんかを、熱い戦いの盛り上がりに欠ける様な構成・展開は好きくないのよ、楽しく観れないのよ、燃えられないのよね。
そこんとこが分からんのかな最近の黒田洋介は…。。。

 

最終話の最後のシーン…、二人の本当の戦い(主人公(100%)vsライバル(100%))が今始まる…という所で終わるのですが…、、、
おい!そんなところで終わんじゃねえよ!100% vs 100%の本当の勝負を見せろよ!出し惜しみする様な事やるなよ!
(出し惜しみ、で「ガンダムビルドファイターズトライ」を思い出しましたよ…前作(無印)と同じ世界/舞台を描きながら前作の主人公たちを最後まで出す事なく終わったんですよね。観てる側としては期待していたのに出し惜しみしてたのか…黒田洋介にガッカリしましたね)

 

これって「スクライド」で言えば最終話のカズマと劉鳳の戦いが第一形態の戦いだけで終わったようなものな訳ですよ。
いやいやいや最後まで見せろよ!となるでしょ、それは。
二人の100% vs 100%で丸々一話を使うくらいの事やってくれよ…「スクライド」の頃の黒田洋介はどうした?それとも谷口悟朗がいないとだめなのか?


あとは七色の弾丸も2クール目中盤、終盤以降は空気になってるのもガッカリ。レインボー・バレット・バーストが出来てからはもう用済みみたいな感じになってたね。
状況に応じて各色の弾丸をもっと打って欲しいと感じたのよ…そして「そうだ!そいつやってみたかった!」とライバルに言って欲しかったり…。

 

 

1クールの初めの内はスクライド味があって期待していたのですがちょっと残念な感じで終わってしまいましたね
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上