アニメ「ゆるキャン△ SEASON3」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ゆるキャン△ SEASON3」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


制作会社が変わる第3期(SEASON3)ということで、どういう風に変わるのだろうかと観始めたのですが…、結果は残念!でしたね。

 

以前、「ゆるキャン SEASON2 ~感想」でも書いたように、俺がこの「ゆるキャン」という作品で良い!と思ったのは背景美術なのですよね。

 

俺は「~ SEASON2」を観て、キャンプの舞台となる自然の山々の景色を如何に美しく魅力的に描けるかが肝なのだなと感じていたので、
第3期(SEASON3)で変わる制作会社(エイトビット)がどの様な背景美術を描くのかを観ていたのですが…、ガッカリ・酷い・残念と言うほかない結果なのでした。

 


いやね、画だけ観れば細かく描いているように見える、というかほぼ実写の様に見えるのですが…違うのよ。。。
おそらく実写/実際の風景(写真)を取り込んで描き起こしているのか写真をそのまま取り込んでちょこっとアニメ画に加工しているだけなのか知らんけど、それじゃダメなのよ…。

作画(背景美術)は綺麗に見える(実写の様に見える)けど…、アニメのキャラと合っていない…。。。
実写の画面にアニメのキャラが乗っているだけ…、画全体として背景美術とアニメキャラが合っていない、背景美術とその上で動くキャラに違和感ありまくり…、雑コラレベルにしかなっていないのですよ。

 


先日の「鬼滅の刃 柱稽古編 ~感想」で書いたように「鬼滅の刃ufotableの作画/背景美術は素晴らしいと感じたのですよね。
同じ様に実写のように美麗でありながらそれでいてキャラとの違和感もない。

 

エイトビットはただ写真を取り込んでちょこっとアニメ画に加工しているだけの楽をしているのか(トレース/描き起こしてのか知らんけど)、画全体として違和感のある作画になっていることに気付いていない?若しくはあの出来で妥協した?のか分かりませんが、とにかくエイトビットにはガッカリですよ。
こんなことなら制作会社変わらなきゃよかったね。。。

 

 

で、作画面以外のお話の中身についてちょっと触れると…、もう潮時かもねと感じた。
「~ SEASON2」と比べてもお話の内容的に何ら変化がない、同じ様な事の繰り返しにしかなってないと感じたのですよ。
SEASON3になって何か大きな変化起きるということもない…おそらくSEASON4があったとしてもお話の内容的にはほぼ変化/進展はないのだろうと想像されます。

 

いやね、何かしらの大きな変化があれば良いのだろうけど…例えば新人/新入部員が入ったり…の新しい動きもなにもないお話で3期4期…と続ける意味はあるのだろうかと感じるのですよね。
てか、新人/新入部員は出せないんだろうな…。
俺は劇場アニメ未鑑賞なのだけど、聞くところによると劇場アニメでは未来(主人公たちが就職している時間軸)の話をやっているのよね。
う~ん、それじゃ新人/新入部員を登場させようにも出せないよね…未来の時間軸の話を語っちゃていてその中に居ない(新しい仲間が増えないことが確定しちゃってる)訳だから。。。
そういう意味で(新人/新入部員を登場させることが出来ない、大きな変化を与えられなくなってしまっている劇場版の設定、構成)は、失敗ともいえるかもね。
(劇場版が完全にパラレルと割り切れば大きな変化も可能だろうけど…、、、まぁそれは劇場アニメの否定になるけどね)

 


キャラクターたちは可愛いとは思うけど…、それだけ(キャラクター性だけ)でスパンを開けて3期4期…と変化のない物語を続けられてもさすがに飽きると思う訳なのですよ。
なので、変化もないのならもうそろそろ潮時かな、と。

 

 

 

作画面ではエイトビットにガッカリの、お話の面でも代わり映えのしない内容で(まぁキャラクターは良いと思うけど…)
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以上