アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」を一気観しました。

 

以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

昨今流行りの美少女擬人化ゲームのアニメであり、
次は競走馬の擬人化かぁ安易だなぁどうせいつものキャラクターのビジュアルだけの
つまらないアニメだろうなと先入観満載で観始めました。

 

一話でのウィニングライブの設定を観た時も、
これはストーリーには絶対に必要のない、ゲーム会社がリアルでイベントやる際に
声優呼んで歌わせようてな感じで取って付けた様な設定だろうと思っていました。
、、、初めは。

 

そんなソシャゲアニメに対する偏見で観ていたのですが
観ていくうちに段々とハマっていってしまいました。
レースの疾走感の表現も巧く、個々のキャラクターも魅力的で、
特にハルウララのキャラに見事にやられてしまいました。
おそらく作り手側の罠にまんまとハマった感じでしょう。

 

想像していた以上に話・キャラ・演出がしっかり作ってあり面白く楽しめました。

 

ただ若干気になる点がいくつかあります。

まず、ゲートについて。
スタート前、普通の競走馬と同様にゲートに閉じ込められている点です。
馬と違いウマ娘は普通に人間と意思疎通ができるのに
あんなゲートに閉じ込める必要があるのかなという事です。
ウマ娘は言葉が通じない意思疎通ができない獣扱いなのかなと違和感を感じました。

 

次に疑問に思ったのは、ウマ娘たちの競走馬?としての活動年数についてになります。
競馬は詳しくないので少し調べたところ、競走馬の現役期間は3~4年らしいです。
ウマ娘たちも同じ様に3~4年なのでしょうか?
そして競走馬としての役目を終えた後はどうなるのでしょうか?という点です。
そういったその後の設定も考えられているのでしょうか。

 

教官的な立場になり新人指導を行ったりするのかもしれませんが
ここで思い出されるのがウィニングライブの設定になります。
このアイドル的な活動はもしかしたら、競走馬としての引退後の
活動を見据えた設定だったのかもと思えてきました。
あぁウィニングライブの設定にちゃんと意味があったんだなと勝手に納得
したのですが真相はどうなのでしょうか。

 

あと、ストーリに関して1点だけ残念な点があります。
それは、お気に入りの「ハルウララ」の活躍回がなかった事。
ハルウララはやる気だけはあって一生懸命走ってる姿が健気で愛らしく
でもレースでは全然勝てないからストーリーにはほとんど絡んでこないのですが
7,8話辺りのどこかで1話まるまるハルウララの回があるかなと期待していました。


全13話でメインストーリが#1~12で構成されていて
13話目にEXTRA回があったのですがこれはオールスター戦になっていて
ハルウララ回はとうとうありませんでした。
(このEXTRA回でのハルウララ回を期待していたのですが)


しかし、これは敢えてハルウララ回をやらなかった様にも思えますね。
ハルウララはゲームでプレイヤーが鍛えてやってねという感じがします。
そういう意味では本当に上手い宣伝になっているなと感心します。

…でもスマホ持ってないのでいつかハルウララ回をやって欲しいなとは思っています。


競馬は全然詳しくないのでキャラの名前が覚え難かったりした事もあり
元になった競走馬の事を知っていればもっとストーリ、キャラを楽しめたのかもなあ
と思われます。


追い抜かされる時「無ー理ー」というのは何か元ネタ的なものがあるのでしょうか。
何か良く分かりませんがああいうお約束的なものは面白く好きです。
DVDのCMが実況風になっているのも細かいところですが良いなあ思わせてくれます。
そういった細かいところからレース、ストーリー、キャラも含めて全部
面白く仕上がっていたアニメでした。


(2018年10月09日01:55mixi日記投稿分)