アニメ「継母の連れ子が元カノだった」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「継母の連れ子が元カノだった」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


設定はかなり違うけど、「ママレード・ボーイ」を思い出した作品。
いや、「ママレード・ボーイ」の方がこの「継母の連れ子~」より全然余裕でぶっ飛んだ有り得ない設定でエグいけどね…「継母の連れ子~」の設定なんか可愛く見えるよ。


で、お話の中身・設定についてですが、腑に落ちないというか気に食わないというかおかしいと感じる点がありますね。
元カレ元カノの二人が思わぬ形で再会してからの感じが気まずそうな感じというよりかはお互い憎まれ口を叩き合い嫌い合っている様な感じがあり、
あ~過去になんかあってお互い嫌い合うような形で別れたんだろうなぁと考えていたのですが、
物語終盤で語られた二人が付き合ってい始めて別れるまでの過去の話を観て…、、、え?なにこれ?ほぼ自然消滅じゃん、うっす。。。これで再会したら嫌い合う様な感じになる意味が分からん、
ただ気まずい感じになるだけだろ…とその設定に全く納得がないのです。いやいやいやなんかお互い誤解があってその誤解により生じたヒビが段々と大きくなり最後に大喧嘩して別れたというのならまだ憎まれ口を叩くという関係にも納得が出てくるのですが…、あんな自然消滅の様な形で別れておいてそれが罵り合う関係になる意味が分からん、全く納得がないのです。
この作者は本当にこの過去(別れの原因)を最初から考えてお話を構成していたのかね?いやいやこの別れの原因じゃあんな罵り合う関係にはならんやろ…、、、もし最初から考えて構成しての物語だとしたら(この設定で納得のある物語が創れていると感じているのだとすると)センスがないわ。。。


あと、第1話を観て思ったのはこの設定で果たして物語は面白くなるのか?12話13話持つのか?でしたね。
最初から収まるべき所に収まって物語が終わるだろう事が目に見えてるのに12~13話も何をやるんだろう…という感じましたのよ。
結果はまぁ予想通り、予定調和という感じ。

 


他に、ストーリー以外でちょこちょこ気になる点をば。

主人公のキャラがまず好きになれないよね(ヒロインの方はまだマシだけど)。
なんであんなスカしたキャラなんだろ。そのキャラ造形に全く納得がないし魅力を感じない。
あと、主人公は頭良いらしいけど全然そうは見えない、ただの大人しそうな奴というだけの印象しかないキャラよ。
中二病設定なの?違うよね?もう少し深みのあるリアルを感じる様な共感・好感を持てるような主人公を作ろうよ…まぁココも作者のセンスの問題か。。。


あとこれは別にどうでも良い細かいとこだけど、学年首席のヒロインと(おそらく)次席の主人公が同じクラスってクラス編成的にあり得ないんじゃない?と気になったね。
連れ子同士の兄妹(姉弟)が同じクラスになるっていうのもあり得ないけど、それはまぁ学校側が把握するのが遅れたのかなぁと納得するけど生徒の成績は把握してるはず、普通はいい塩梅になる様にクラス編成を調整されるもんじゃない?
学年首席を取ったヒロインと比肩するスカした主人公の頭良い設定は必要だったのかな?別に中の上、上の下くらいの設定でも問題ないと思うけど…まぁ別にどうでも良いですけどね。

 


ストーリー設定、物語構成、キャラクター面にと色々と気になるところはありますが、酷く貶めすほどではないので
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上

 

アニメ「組長娘と世話係」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「組長娘と世話係」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


極道+○○タイプの作品。
これまで、極道+先生や極道+アイドルや極道+料理などがありましたが、今作は極道+小学生の子守り(世話係)となります。

 

う~ん、パッと見た感じ面白そうな組み合わせに思えますが、実際観てみると難しい組み合わせだなぁと感じましたね。
極道+小学生の子守りという一見すると強面キャラと癒しキャラの凸凹コンビが織りなすハートフルコメディみたいな感じを想像するのですが…、
この作品ってギャグ・コメディには振り切ってはいないんですよね。そのため途中ちょこちょこ入る極道関連のシリアスというか暴力展開が、子供パートの癒し・ハートフル展開を弱めているんですよね…ギャグ・コメディに振り切っていればシリアス成分が弱まり癒し・ハートフルパートを強められる作品になるんですけどね。
(主人公の最強武闘派という設定がシリアス展開を呼んでいるのですがね)


まぁでも決してお話の作り自体が悪い訳ではないんですよね。
自分が好きだったのは第2話だったかで、子供の母親が長く入院している事に関して「神様と戦っている」という表現でお話をした点。
「死神と戦っている」や「悪魔と戦っている」ではなく「神様と戦っている」と表現する作者のセンスが、あぁなんか面白いなぁと感じましたね。

 

お話自体は悪くはないと感じる部分がちょこちょこあるのですが、なんというか極道関連の設定やお話の展開を観ていても、この作者の方は特段極道・任侠物に通暁しているという感じがせず極道物のテンプレというか分かりやすい表面的な設定だけなんですよね…。ギャグ・コメディとして描くならテンプレの様な分かりやすい設定でも良いけど、シリアス展開もやるならもうちょっと独自に設定を作り込んだ方が良いかも、と感じますね。

 

まぁ基本的には悪くはない作品で、続きがあるならお嬢と霧島の成長を観て行きたいと思える作品でしたよ。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

以上

 

アニメ「彼女、お借りします(第2期)」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「彼女、お借りします(第2期)」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


第1期から引き続き「納得」がない作品。
まず2期の初っ端の第13話について。
次の舞台が成功すれば(大物演出家から認められれば)、女優一本で食べて行けるようになるから「レンタル彼女」を卒業するという話の流れが語られます。
しかし結果は、大物演出家と縁故のある女優が選ばれてヒロインは酷く落ち込む事となります…。

その事を知った主人公はヒロインを元気づけようとしますが、ここに1期で描かれたクズな主人公の性格とちぐはぐさを感じる部分があるのです。
それは主人公のモノローグでまず「最低だ、(ヒロインが)選ばれなかった事(ヒロインがレンタル彼女を卒業しない事)に喜んでいる自分が居る」旨の胸中が語られますが、
その後すぐに「(ヒロインの)演技が一番良かった、(女優の)夢をあきらめるな」という旨の励まし発言を雑踏の中(駅前?)大声で叫ぶのですが…。
この主人公の行動に気持ち悪さを感じるのです。

 

第1期から引き続き主人公を同じクズとして描くのなら上述したモノローグ部分「~喜んでいる自分が居る~」旨の胸中も声に発するべきなのです。
それならクズな主人公という性格設定に一貫性が生まれ「納得」したのですが、
ノローグ部分はヒロインに聞かせない方が良いだろうと打算的に考え、励まし部分だけを聞かせてヒロインの心をときめかせてやろう・キュンとさせてやろうという主人公の考えが(それはそれでクズですが、モノローグにはそんな思考の流れは一切ない…心からヒロインを想っている風の脚本となっているのが)、ちぐはぐで気持ち悪く感じるのです。
このちぐはぐさが生まれる原因は原作者、脚本家が主人公のクズな性格をしっかり設定できておらず(原作者のキャラクター設定・構成が雑、メチャクチャだから支離滅裂になる)、
ストーリーの展開ありきで物語を進めようとするから起こるんですよね。。。

 

・1期から一貫してクズな性格の主人公を描くならモノローグ部分も声に出してヒロインに聞かせるべきだし、
・主人公が本当に心からヒロインの事を想って街中で大声を上げて励ますのであればモノローグの部分を丸々削るべきだし…
(もしくはクズ性格の一貫性を通すのであれば、上述した~励まし部分だけを聞かせてヒロインの心をときめかせてやろう~のクズな思考の流れを説明するべきだし…)
と主人公の思考・言動にちぐはぐさを感じる結果になってしまっているのです。
まぁ全ては原作者が主人公の性格設定、自然な会話の流れ・物語展開・構成を深く考えていないが故のちぐはぐさなのです。

 


また、主人公はヒロインの女優の夢を支えるために毎回ヒロインを指名して貢いで支えるみたいな事を言うのですが、
これも会話がおかしい・違うよな…と感じますね。
この関係は一見、地下アイドルの推しメンとファンの関係の様に見えますが、この作品のヒロインと主人公の関係は推しメンとファンほど尊いものではないのですよね…。
「推し」と「ファン」の関係は無償の愛というか親目線的な庇護欲の様な感情だと思うのですが、この「かのかり」のヒロインと主人公の関係は、主人公がヒロインと付き合いたいと思っている下心丸出しの感情なのですよね。
「推し」と「ファン」の関係のほど清く尊いものではない・及ぶべくもない、下衆で下品な感情なのです(まぁ一部の「推し」と「ファン」の関係には行き過ぎた、ストーカーみたいな感情もあるでしょうが…)。
主人公のこれまでの言動とこれらの発言(貢いでヒロインの夢を支える)から、決して本心からヒロインの夢を応援しているのではなく下心を含んだ打算的な考えが読み取られて、一見すると激情家で熱い男の様に見えますがその実は酷く汚い気持ち悪い主人公が描かれているのです(ここに原作者が考える主人公象「熱い男」と読者・視聴者(俺)が感じる「汚い・気持ち悪い男」のちぐはぐさがあるのです)。

 

やはり1期から引き続きこの作品(主人公の性格設定、自然な会話の流れ・先を見据えた物語構成がろくにの出来ないこの原作者の作品)は嫌いですね。。。
(原作者は上述した様な点が気にならんのかな…気にならない・おかしいと思わないというのならやはりそこからしてセンスがないのよね)

 


他にも、台風?大雨?での第2ヒロインが主人公の部屋にお泊りする回についても納得のない構成が…。
なんだろうね?「手を出さなかったのが一途だ、素晴らしい」みたいな話にしたかったのかね?
いやいやいや主人公のヒロインに対する一途さを本当に見せるのなら、台風/大雨で家へ帰すに帰せないという事情を正直にお隣さんである(第1)ヒロインに話してヒロインの部屋に第2ヒロインを泊めてもらう様お願いするのが筋だろうと観ていて感じたのですが…。。。
その方が後で変に言い訳もする必要もなく主人公の誠意・誠実さも伝わると思うけど…ホント納得がない話しか作れない作者よね。。。

 

 

1話1話ツッコめば切りがないので…、物語展開・構成面については最終回のお話を語って終わりにしたいと思います。
女優を目指すヒロインの夢を叶えるためにクラウドファンディングで映画を自主制作して主演女優とする…って本当にそれで良いの?
そんなんで夢叶えた事になるの?そんなんで満足・妥協できるというのならヒロインの夢が一気にチープになるよ?それで良いの?
いくらばあさんの寿命の件があるといってもそれはないんじゃない?その選択はないんじゃない?と感じるのよ。
そもそも女優になりたいというヒロインの夢は本当に自分自身の夢なの?ばあさんのための夢なの?ばあさんが亡くなったら女優目指す事を辞めるの?
と物語も(おそらく)中盤を過ぎたココへきてヒロインの性格というか夢というか一本筋の通った行動というものがブレてしまうその設定で良いの?
とやはりキャラクター設定、納得のある自然な流れ、先を見据えた物語構成がろくにの出来ないこの原作者に呆れるのですよね。。。

(主人公がヒロインの女優の夢を支えるためにレンカノでヒロインを指名して貢ぐと言ったり、女優にするためにクラファンでお金を集めようとしたり…とこの作品のテーマって「全てはお金で買える」って事を言いたいの?とさえ思うよ。。。ホントこの作者の何も考えてない感が随所に滲み出てるよね)

 

 

最後に、ストーリー面以外(原作問題ではなく、アニメーションの問題)について語ります。
映像に文字を出す演出がものすっごくダサい、酷い、センスの欠片も感じられない。
いやね、文字をそのまま画面に出す演出も此処ぞという時に使えば効果的に映えると思いますが、この作品ではそういう効果的な使い方をしているという事はなく日常会話(ポップな会話)シーンで当たり前の様に多用しているんですよね…。
ダッサイねぇ、酷いねぇ、、、漫画のコマを見せられてるの俺は?アニメーション作品を観ていたのではなかったのかね…、
原作者だけでなく監督もセンスが無いようだわね。。。

 

 

キャラクター設定、納得のあるストーリー構成も出来ていないだけでも落第点ですが、そこへ演出のダサさも加わり、
作品の評価としては、「不可」となります。


以上

アニメ「異世界薬局」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「異世界薬局」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

第1話を観てまず気になったのは、
アニメ「ナイツ&マジック」 ~感想でも同じ事を語りましたが、この主人公が転生を自覚するのは10歳くらいになります…では、それ以前の主人公の肉体に存在していた人格はどうなったのか?元々居た人格は消えたのか?消えた元人格の立場は?という問題が出てくるのです。
説明はされていませんが、まぁおそらく設定的には雷に撃たれたときに元の人格・魂は死んで消滅し、空になった肉体に主人公の人格・魂が入ったという事なのでしょうけど…上述した様に消えた人格の立場は?親・身内の心境としては?(息子が生きていたと思ったら中身は別人・別人格だったという実質死別と同義)という問題が残るのですよね…そういうところ気にならんのかな、俺は気になるけど。。。
別に難しい設定・変に凝った設定にする必要はなく、生まれたとき・最初からor物心ついた頃から前世の記憶を持って育った、で良いんじゃないの?

 


続いて設定面で気になるのが、
魔法という力がある世界で現代医学というか医者や薬って意味あるの?という点。
魔法による治癒なら外科・整形手術は不要となり、またドラクエで言うところのキアリーの様な毒消し関連の治癒・解毒魔法があればある程度ウィルスにも対応できる気がします。
まぁ先天的な遺伝子異常からくる病や長い時間を掛けてゆっくり進行してきた病気は治癒魔法があったとしても対応できないでしょうがね…。

 

しかしねぇ、ファンタジー世界の治癒魔法というものの設定って基本的には「人間が元々持っている自然治癒能力を強化・増幅させる」という設定ではないのかね?
自然治癒力を強化・増幅させるという効果が(治癒)魔法により与える事が出来るのであれば、自己再生/修復や免疫機能を高める事が可能となり、ほぼほぼ全ての病気に対して有効な手段となり得るんですよね。
そうすると(治癒魔法が存在するとしたら)、現代医学の知識・薬学を持っての転生って8割以上意味がなくなる事も理解するので、治癒魔法がない?という設定なのかもしれませんが…まぁ納得はないよね。
いやね、設定的に変に魔法(ファンタジー)要素を入れるからおかしくなる・納得がなくなるのよね(しかし、魔法要素がなくすと主人公の知識にある物質ならなんでも生成できるという能力がなくなってしまうので必要な物質/素材・必要な薬を作れなくなっちゃうんですけどね…、、、これは設定が作り込まれていないから屋台骨がガタガタになってる訳よね)

 


と、設定周りには色々と気に点はありますが、まぁしかしそこに目を瞑れば観れない事もないかなという感じ。

 

 

設定周り以外のストーリ面について、
いやぁ、敵という敵が登場しない・敵はウィルスというのが新しくて良かったですね(最終盤の展開除く)。
最後に「THE・敵」、「ラスボス」という奴が出てきましたが、あれホント要らないね、余計な事したね、敵は目に見えない敵・ウィルス、で最後までずっと展開して良かったのに…残念という感じ。

 


まぁ最終盤以外のお話の展開についても特別面白い訳ではないのですが…特別悪くもないという感じ。色々と気になる点はありますがね。。。


まず思ったのは影がないと分かった時点で影の問題どうにかしろよ、大問題だろ、さっさと誤魔化す方法考えろよとは思ったけど、大事になる(異端審問官が出てくる)まで放置ってどういう了見よ、と納得がなかったり、
薬局ギルドから追い出された店主の店が半壊させられていて、おいおいギルド連中とんでもねぇ輩だな、嫌がらせのレベル超えてんぞ、と納得がなかったり等々、あるのですがね。。。

 

あと最後に気になった点は、この作品って行き詰まるの見えてるのがなんとも…。
現代医学で治療法が確立している病気しか扱えない~その内必ずネタ切れするのが分かっている~のがキツイよね。

 

う~ん、物語を創作するにあたっての設定制作や先々の展開を見据えたお話の構成諸々、色々と作り込みが甘いんじゃないかと感じずにいられませんね。

 

 

色々と書きましたが貶めすほど酷くはないので
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上

アニメ「オーバーロードⅣ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「オーバーロードⅣ」を一気観しました。
(嘘です、「オーバーロードⅣ」は毎週毎週観ていました)
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


「オーバーロード 14巻 滅国の魔女」の感想でも語っている様に原作小説既読であり、今回のアニメ「オーバーロードⅣ」は先の展開を知っている状態での初のアニメ「オーバーロード」視聴となります。
そこで感じたのは、やはり色々とカットされてるなぁでした。話の大筋はもちろん変わりありませんが、設定周り・設定関連の話がカットされてると感じましたね。
オーバーロードの面白さの真骨頂は設定の細かさ(世界観、魔法やアイテム、強さ設定、キャラクター…etc)にあるのですが、その設定周りの語りがカットされているのが分かるのが残念なのですよね。


1クール(13話)という尺の都合上カットせざるを得ないのも理解するのですが…いやね、今回のアニメ4期は原作小説10巻、11巻の内容をアニメ化するものと思っていたので、これまでのアニメ1~3期(原作小説3巻分で1クール分制作)と違い、原作小説2巻分で13話分のお話が作られ、その分これまで(アニメ1~3期)以上に細かく設定周りが語られるものと考えて期待していたのですよ。
それが第2話でのOP映像を観ていたら、、、あれ?アズスやリクが居る…まさか14巻の内容もやるつもりかと驚いたと同時にまーたオーバーロードの面白さの真骨頂を理解せずにカットするのか、と制作スタッフにガッカリしたものですよ。


しかしまぁ、全話観終わってみて切りが良い所で終わったかなぁとは感じましたね…カットされた部分は気になりましたが。。。
あと最終話(13話)の構成について少々…あの最後のラナー関連の過去の映像の振り返りや歌は要らんだろ、、、そこに尺使うのであればリクとの戦闘部分をもう少し尺取って描くようにすれば良いのに、と感じましたよ。
それか、あんな露骨な尺調整よりかは劇場版や5期の匂わせみたいな感じで、「顔なし」や「エルフ王」、「番外席次」のカットでも入れた方が良かったんじゃないのと考えましたけどね。

 


アニメでのカット部分や尺調整についての不満は以上で、次にアニメの内容自体についてですが…原作小説既読なので内容についてはそう語る事はないんですよね。。。
まぁ一つ語るとしたら第10話「最後の王」が良かった事ですね。原作小説を読んでいた時は14巻の見所としてはやはり「vsツアー(リク)戦」だと感じていたのですが、アニメ4期として観た場合「ザナック編」が一番面白かったですね。
(もちろん原作小説を読んでいた時もザナック編は面白い部分ではあったのですが映像として観るとより一層面白くなっていましたね…ザナックの最期のシーンにしても原作小説とアニメではザナックのモノローグがカットされてたり若干違いがありますね)

 

ザナック編として第10話は綺麗に纏まっていて面白かったですね。
この面白さもザナックというキャラクターを事細かに設定し丁寧に(アニメ2期の頃から)描写しているからなんですよね。
別にザナックがどういうキャラクター・立ち位置に居たとしてもアインズやナザリックの趨勢に大きく関わる事はないのですが、そんなキャラクターまでも細かく設定し丁寧に描いているからこそ物語に深みが増す結果になっているんですよね(もちろんこれはザナックだけではなくリザードマン達や王国貴族、帝国、冒険者・ワーカー諸々そうですね)

 

ザナックは「良い奴」ではなかったと思いますが、正しく王としてあろうとした・王国民のトップであろうとした本当の最後の「王」でしたね。
(ランポッサⅢ世の場合は、自らの死と共に王としての責務を放棄しようとしていたし(自らの死後の後釜が居るとは言え)、
もしバルブロが生きていたとしたらアレは確実に貴族達とともに王国民を捨てて逃げ出していたでしょうし(逃げ切れないでしょうが)、
ラナーに至っては王族の地位どころか王国民の命も魔導国に捧げてますからね…)

 


オーバーロードⅣ」が放送期間中、話題になっていたのは知っていたのですが、その中に「2期3期は面白くなかった・微妙・人気が落ち込んでいたけど、4期で面白くなった、盛り返した」みたいな感想を見たのですが、いやいやいやオーバーロードは1期から4期まで変わらず面白いですよ!と言いたいね。。

小説「オーバーロード 16巻 半森妖精の神人 下」 ~感想でも書きましたが、オーバーロードの話の展開について「退屈だ、つまらない、面白くない、必要ない話だろ…」などと言ってる読者/視聴者は分かってないのですよね…。
オーバーロードの面白さの本質・真骨頂は微に入り細を穿った設定の作り込みなんですよね。
キャラクターに留まらず、世界観設定、魔法、アイテム、強さ設定…etcがしっかり作り込まれており、その設定に則った上で物語が展開するから納得・説得力が生まれる訳なんですよね。


オーバーロードⅣ」のジルクニフやザナック関連の話の面白さは、(ナザリック以外の人物も)丁寧に背景(設定)を描いてきているからこそバトル展開がなくとも内政ものだけでも充分に面白くなる訳ですよ。
また、200年以上前に転送されたモモンガと同格のプレイヤー達(十三英雄、八欲王、六大神…)の見せ方(チラつかせ方)やユグドラシルからプレイヤーを呼び寄せたと思われる竜帝の存在、そしてそのプレイヤー達の事を知る真なる竜王などの見せ方・設定の見せ方、情報のばら撒き方が巧いんですよね。また他にも強さ設定(レベル差によるダメージ減衰やスキルによる物理攻撃無効化等)、異世界特有のタレントという能力、ワールドアイテムや始原の魔法…etc、この辺りの設定の作り込み、見せ方の巧さ…等々、、、設定が作り込まれているからこそその物語展開(キャラクターの思考やバトルの勝敗など)に説得力が生まれ、自分が物語構成・設定に一番重要と考える「納得」が出来てくる訳なのでそこがオーバーロードの面白さに繋がってくるのですよ。
全ては丸山くがねちゃんの事細かな設定の作り込み、見せ方(チラつかせ方)の巧さがオーバーロードの面白さの醍醐味・真髄だと自分は考えています。

 


この設定周りの話で自分が個人的に地味に素晴らしい設定だと感じているのが、
モモンガが異世界転移してからの精神がアンデッドのそれになっているという設定が秀逸ですね。
おそらく元々は人間が人間の精神のままアンデッドになったら飲まず食わず不眠不休不老不死に精神が耐えられないだろうという発想からのアンデッドの精神化設定が作られたのだと考えるのですが…、
この設定(精神変異・変遷)が、「アンデッドだから人の死や不幸に忌避感や嫌悪感がない」という設定にもなっていて「納得」を与えているのですよね。

 

たまにねオーバーロードの面白さを語る感想の中に「主人公が『悪』であるのが他の異世界転移・転生モノと異質でそれが面白い」というものを見るのですが、面白さの本質はその奥にあるんですよね。
もし主人公がただ人間を虐殺するだけの『悪』であったなら胸糞悪いだけでそこ(主人公の行動)に理解や納得はなかった訳なのですよ。
それは例えば少し前に語った「異世界迷宮でハーレムを」や「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」等の主人公が人間を相手にして躊躇いもなくぶった切っているシーンを観ると、どういう精神をしてんだ?現代日本から転移されたのよね?日常が戦場の国から転移してきた訳じゃないよね?サイコパスなのか?と納得がないのです(さらに「骸骨騎士~」に関していえば骸骨でありながら飲み食い、睡眠などもするという全くの納得のなさ)。
翻ってオーバーロードでは、そこに納得を与えるのが「アンデッドの精神変異」となるのですよね。人の死や不幸に忌避感を覚えない「アンデッドの精神」というのがアインズ(モモンガ)の悪行に納得を与える事になっている~そこに納得があるから~こそ
胸糞悪い主人公とならず面白さが生まれていると考えています…これも「設定」が納得を・面白さを作っているという訳ですね。

 

 

 

と、原作小説のオーバーロードの面白さの魅力について語りましたが(アニメの感想としては纏まりない感じですが)、
アニメ「オーバーロードⅣ」作品の評価としては、原作ファンという事で多少甘めの評価で「良」寄りの可もなく不可もなくとなります。


以上

アニメ「異世界迷宮でハーレムを」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「異世界迷宮でハーレムを」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

100万の命の上に俺は立っている」と似た様な作品だなと感じましたね。
この「異世界迷宮でハーレムを」の舞台設定って別にフルダイブ型VRが普通にある様な時代の世界設定ではないよね?
なぜ主人公はゲーム世界が現実の様になった世界をすんなり受け入れ、そしてなぜそこで躊躇いもなく人間相手に剣を振り下ろせる・振り抜けるのだろうか?
もう物語の初っ端からして納得がないストーリーが繰り広げられるのよね。

 

フルダイブ型のゲームが当たり前にある様な世界観でないのならば、いくら主人公がゲーム世界の出来事だと考えていたとしても人を斬った時の感触や妙なリアル感に触れれば罪悪感、恐怖、吐き気など諸々感じて次の2撃3撃目の剣なんて振れそうにないけど迷いや葛藤(やらなければこちらがやられるという切羽詰まった感)もなく盗賊を斬り捨てているんですよね。
その主人公の胸糞悪い事…、好感持てないキャラどころかこの時点で(ハーレム要素を含まないこの時点で)嫌悪感が凄いですよ。
さらにその盗賊騒動後も、人をやっちゃったけど前向きに考えよう~とかどんなサイコパスや…。現代日本人だよね?やらなければこちらがやられる、という時代・境遇で育ったわけではないよね?
こんなヤッバイ精神の奴が主人公の物語なんてもうこの時点でダメなのよ。。。なぜならこんなヤバい奴の精神・異常者の考え、行動に納得・共感など生まれるはずもなく、
読者/視聴者が理解が及ばない思考・行動をする主人公が紡ぐ物語なんて面白く観れる訳がないんですよね。。。

 


そして、キャラクター設定・構成だけでなくストーリー構成・設定もダメなんですよねこの作品は。

劇中で主人公が試行錯誤していて設定を細かく説明するのは良いけどさ、おそらくこの設定説明意味ないよね、今後に活きてこないよねと思っているのよ。
だったらその説明要らないのよ…作者が裏で持っているだけで良い。尺使って説明しなくてイイから…。
もしこの設定説明を活かすのなら、主人公と同じ境遇のプレイヤーが居たという設定にしてその相手プレイヤーが持っていない・知らない情報を主人公は色々と試した結果知っている…という状況を作るなどして、
主人公側にアドバンテージがある事を見せる等する事で初めてそれを活かせるようになると思うけど、この作品はおそらくそうはならない、1クール観終わっても同じ境遇の敵プレイヤーみたいななのが出てこない状況を見るにこの作品はそういう方向には進まないのだろうねと感じたのです。
物語展開に関わらないのであれば設定説明シーンなんて必要最低限だけに抑えて端折れば良いのに妙に長々と丁寧に(しつこく)やってんのよね。
なんかね、作者が「色々考えてるでしょ凄いでしょ(褒めて褒めて)」みたいな感じで、本当は裏で持っていれば良いだけの・ストーリ展開に大きく関わる事のない情報をこれ見よがしに出してる感があるのよ。

 


あとは、タイトルにもある「ハーレム」要素。
なんかただのエロアニメでしたね。規制だらけの画面でしたけど…。規制なしのBDを売るためなのでしょうけど…情けないね。。。
規制がある中でも何とか「表現」しようと努力せんかね?

 


キャラクターもろくに作れない、設定やストーリーの構成も出来ないそしてそれに加えハーレム要素…なんか作者の頭の悪さを感じずにはいられないのですよね。。。
作品の評価としては、「不可」となります。

 

 

 

以下、雑感
なんか最近の異世界転生・転移ものって奴隷制度に異を唱える主人公っていない感じですよね。
現代日本で育った主人公が転生・転移したのなら奴隷制度なんて倫理観に反しそうなものですが、大した抵抗もなく受け入れるというか奴隷を買って利用している展開が多いんですよね。
別に完全完璧正義の良い子ちゃんの主人公を描かなくても良イイけどさぁ倫理観との葛藤を描くとかして納得を作って欲しいのよね。
(まぁもしかしたら最初は奴隷を利用して地位・権力を得たら奴隷解放を考えている主人公も居るかもですが…)

 

雑感終わり

 

以上

アニメ「リコリス・リコイル」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「リコリス・リコイル」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
(「カウボーイビバップ」のネタバレも多少含みます)


最初の印象は、「GUNSLINGER GIRL」(ガンスリンガー・ガール)かな?でしたね。
それから次第に「カウボーイビバップ」かな?へと変わりました。喫茶リコリコの面々がビバップ号の面々よろしくわちゃわちゃバカやってる感じがそう思えましたよ。
第8話9話以降辺りからは終局へ向けたその展開も「カウボーイビバップ」めいた感じでちょっと鬱というか寂寥感を覚える展開を想像していました。


カウボーイビバップ」の話ですが、基本的には「良作」といって良いのですが…、あの最終盤の展開が好きくないのよね…。一人また一人とビバップ号を去って行く仲間達、そして最終話でもう二度と元には戻らない事が決定的となる終わり方になるのですが、、、自分の「エンタメ」作品の考えとしては、基本的にはハッピーエンドというか一度見終わった後でもまた何度も観たくなる…そんな作品が真の「エンタメ」作品だと考えていて、「カウボーイビバップ」は基本的には面白いですけどやはり最終盤の鬱へ向かっていく展開のために何度も観たいという感じにはならんのが残念なのですよね。

 

第9話以降の、喫茶リコリコから一人また一人と仲間が居なくなる展開に「カウボーイビバップ」の最終盤の展開が思い出されたのよね。
(~ビバップで言えば、千束がスパイク、たきながジェット、ミズキがフェイ(結構無理くりですが)、クルミエド、先生はジェット枠になるかな)
まぁ「リコリス・リコイル」は同じ展開を辿らなくて良かったですよ(2期3期と続編を考えているのであれば商業的理由・展望からハードボイルド的な終わり方は出来なかったのかな、と邪推するのですが)

 

「~ビバップ」へと少し脱線したので「リコリス・リコイル」の話に戻しますね。
放送期間中話題になっていた作品、という認識があった今作。
しかし、全話観終わってもなぜ話題になっていたのか、話題になるほどの作品か?と疑問でしたね。
いやね、別に悪い訳ではないのですよ。作画も安定して良かったし、主人公の千束は元気っ娘で可愛いし…と、
しかし、それ以外に特に褒める所もないという可もなく不可もなくな作品なのですよ。

 

キャラも千束以外は弱い、表面的なキャラ付け・属性付けのみのキャラばかりなんですよね…キャラに深みがない。
もっと言えば最終盤の展開がなければ千束も弱いキャラのままでしたよ。元気っ娘という表面的なキャラ付けだけでは弱い…喜怒哀楽の「楽」しかない様なキャラの描き方では弱かったのですが、最終盤のヨシさん関連の話で「哀」が描かれた事で多少はキャラとして多少深みが増したかな?という感じ。

 

さらに言えばもう少しキャラが生きている・深みを感じる脚本が描かれていれば千束-たきなのバディ物としても観る事が出来たのですがね…。

バディ物として描くなら千束のたきなに対する感情を、もう少し特別感のある風に描かないとね。
「たきな→千束」の特別感は描かれていたと感じるけど、「千束→たきな」の特別感が足らない…、別に千束は相棒がたきなでなくとも誰とでもそれなりに上手くやって行けそう感がある描き方なのよ。
千束のキャラがもう少し人間味ある風?深みのある描き方がされていればまた感じ方も違っただろうに…と残念なのですよ。

 

そして他のキャラも弱いのよ…、
たきなは最初、真面目というか融通の利かない合理主義者という感じで描かれていますが、次第に千束に影響され喫茶リコリコに染まって行くというかデレていく感じになるのですが、最初から最後まで変わらず一本筋の通った性格・たきなのキャラというものが見えない事になっているんですよね。


クルミにしても、あんな幼女風の容姿で伝説のスーパーハカーという設定なんて色々とバックボーンの説明要るやろ…なのに説明なんもなしだし。。。


ミカの同性愛者設定にしても取って付けた様な設定で、ヨシさんと深い仲にするためだけの設定に感じられるのよ(ミカのキャラを深める様な設定ではないと感じる)。
ヨシさんと深い仲(秘密を共有する様な仲)という設定だけ必要なのであれば別にかつてのバディ・相棒という設定でも良いと感じるし、また仮にヨシさんの性別が女性であったならミカの同性愛者設定はなくなってたんじゃないか?と感じるのよ(ミカのキャラを深める様な設定ではない、ミカ-ヨシの深い仲をセッティングするためだけの設定だと感じるから)。

 

あとは敵キャラの真島のキャラが色々とショボい…。
結構序盤で登場した事、そしてあのいかにも小物っぽいビジュアル、街のチンピラっぽい言動から中ボス的な存在だと思っていたのですが、まさかラスボスとは…。
そして真島ことバランス大事マンのいう事もよう分からんし納得がないし、悪なら悪の矜持持てよと悪としての魅力も全く感じないラスボスとして全く相応しくない薄っぺらいキャラなのですよ。
また真島の能力にしてもるろ剣の宇水で目新しい物ではないし(さらに言えば千束の弾丸の軌道を予測して避けるも、るろ剣の剣心でありコロサズの誓いも剣心のそれだね)それだけの能力でラスボス気取られちゃってもねぇ…。で、結局生き延びるからね。。。
なんだなんだ、続編があるとすれば、眼が良い、耳が良い、の次は嗅覚が良いか?触覚が良いか?(エアマスターの様に空気の流れを感じるとか)、、、色々出尽くしちゃった感あるのでなんかもう一捻り欲しいよね、今の時代。。。

 

ついでに真島関連のストーリーで気になったところ。

11話か12話だったかで一度真島を拘束してたけどさぁ…ワイヤーでの拘束だけで満足すんなよ、と感じるのよ。敵の攻撃力・機動力、逃亡能力を封じるためにも手や足の骨でも折っときゃ良いのに縛っただけで放置なのよね…敵の手や足の骨を折る・砕くくらいなら千束の信条にも反しないだろうから出来ると思うけどそれをやらない、そしてやるべき事をやらないでその結果13話で真島が復活して襲ってくる展開になるという納得のなさ…その展開が残念なのですよね。

 

 


続いて設定面について。
まず、真島のポジションがよう分からん。真島は自身が組織したテロリストのリーダーなの?それとも上にはより巨大な組織があって真島はその巨大組織の一構成員or幹部という位置にいるのかよう分からんのよね。
おそらく上位組織は居ないっぽい、ただの一テロ組織(小組織)のリーダーって感じだけど…だとすると、次の疑問…「リコリス/DA」という組織の無能っぷり問題が出てきます。

 

リコリス/DA」って国の組織という設定なのよね?それが真島という一テロリストにやられ過ぎじゃね?とその無能っぷりに呆れるのよ。何度も何度も真島の罠にハマってアホしかおらん組織なのかと、
国の秩序を守るために選りすぐられた人材が集められた組織であるはずなのにアホばかりと説得力・納得がない造りになってるのよね。
サード・リコリスが4人もやられているのに、クルミがその理由・共通点を指摘するまで何も分からずってDAはアホの集まりか…、二人目の時点で気付けよ…無能の集まりか、と。
なんだろ?あの楠木司令がその場の思い付きで一人で作戦とか決めてんのかね?と感じるほど「組織」としての描き方が全くできてないのよね。

 

さらに言えば、リコリスという設定・存在が成り立たんでしょ…という問題。

一億総監視社会ともいえるそこら中全ての人が携帯端末でカメラ持っている今の時代に

あんな街中で銃をぶっ放したりしてたら揉み消せんだろ、と感じるのですが。。。

 

 

あとアラン機関もよう分からん。
ランドセル寄付する伊達直人のすっごい豪華版の組織という認識だけど、なにが目的なのかよう分からんね。
ヨシさんもその一員らしいけど、劇中でのヨシさんの言動はアラン機関としてのモノなのかヨシさん個人の見解なのかもよう分からんのよね…、アラン機関の目的というものが描かれていないから。。。
続編があるなら続編でアラン機関の事が描かれるのかも知れませんが、変にストーリーに絡めない方が良い気がします…場合によっては支離滅裂な組織・設定という事になりそう…。

また上記アラン機関に関連して最終盤の展開について。
アラン機関より提供された(アランチルドレンが開発した)人工心臓を巡る展開になるのですが、「人工」という事は人が作れるんだよね?別に秘密裏に開発された技術ではないのよね?アランチルドレンの成果として世界に公表されているものではないの?
公表されている技術であるならそんなにシリアス展開(千束の寿命が残り僅か)になる意味が分からん…、新しい人工心臓を造ればいいんじゃないの?という事になるんだけど…、なんかどこか見落としてる情報があるかね?(人工心臓は最先端機器らしいのでお金の問題は出てくるかも知れんけどそこは国家機関のDAが千束の能力と天秤に掛ければ…)

 

 

と色々と気になるところはあり、放送期間中話題になっていた作品、今夏ナンバー1だとか覇権だとかという事で勝手に期待値が上がっていた分ちょっとガッカリした作品でしたかね(作画は文句なく良いけど)。
途中でも述べていましたが、作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

以上