2023年に観たアニメ(2023年冬、春、夏、秋)も百を超えたのでここらで2023年のベストアニメを決めようと思います。
まだ録り貯めている作品/未視聴作品が残っていますが話題作みたいなのは一通り押さえたのでもうこの辺り決めてしまっても問題ないと判断します。
2023年アニメで「優」評価作品はなかったので、2023年ベストアニメは「良」評価作品から選ぶこととなります。
が、選ぶも何もないのですよね…。
それは対象となる「良」評価作品が
・「もういっぽん！」
の1作品だけなのですよね。
2023年の冬アニメは「良」評価作品『もういっぽん！』、そして「良」寄りの可もなく不可もなく評価作品『トモちゃんは女の子！』とイイ感じのアニメが2作品も出たので幸先が良いなと期待していたのですが…、結果は「良」評価作品は『もういっぽん！』の1本だけでしたね、残念。
(ちなみに「良」寄りの可もなく不可もなく評価作品を一応挙げておくと
・「トモちゃんは女の子！」
・「スキップとローファー」
・「帰還者の魔法は特別です」
・「オーバーテイク！」
の4作品となります。。。
この中でホント惜しかったのが「オーバーテイク！」。
「オーバーテイク！ ～感想」でも語っていますが、あの「震災設定」さえなければ…、確実に「良」評価作品であり「もういっぽん！」と甲乙つけ難いくらいの良作・名作になっていたのですがねぇ。。。ホント勿体ない。
で、「もういっぽん！」について改めて感想を述べると、この作品はやはりキャラの心情描写上手いのですよね。
実はアニメ視聴後、原作コミックを4巻までを買って読んだのですが、やはり思った通り(以前感想内で述べた想像通り)原作漫画の作者・村岡ユウさんのキャラ心情描写表現のセンスが光る作品だったのですよね。
キャラの心情描写を表現する…読者に想像させる／伝えるためのセンスが素晴らしいのですよね。キャラの心情描写に当たり、既定のページ数に収めなければいけない制約がある中でのエピソードの取捨選択、コマ(コマ割り)そして構図の取捨選択、セリフ／モノローグの取捨選択、とキャラの心情描写のためセンスが素晴らしいのですよね。
例えば、短いページ数／エピソードながらもキャラを形成するための必要不可欠な要素をまとめ上げる構成・キャラの魅力を深める展開／構成であったり、キャラの微妙な心情の変化を表現するために必要なコマであったり効果的な構図であったり、要所要所での的確なセリフ／モノローグの挿入であったり…、と作者自身の胸の内・感情を読者／読み手に正確に的確に精密に表現する／伝えるためのセンスが凄いのですよね(エモさを伝えるセンスがスゴイ)。
で、そのアニメーションは、原作の良さを充分に理解し全く損なうことなく最高で最巧な形で制作されているのがまた素晴らしいのですよね。
(作品によっては尺の都合なのか端折ってはいけない(端折るべきではない)「エピソード」を端折ったり、それがある事で深みが増す「セリフ」をカットしたり、と作品・物語の良さを理解しないで取捨選択が出来てない／失敗してる作品がまま在るのですよね)
さらに動画・アニメーション、動きが付くことで柔道の試合の流れが漫画よりも分かり易くなっているのが良いですね(柔道詳しくない俺としてはアニメーションでの試合が見易かった・分かり易かったですね)。
と、最高で最巧なアニメ作品でありホント2期を切望しているのですよね(アニメ2期を初見／新鮮な状態で楽しむため、そのためにコミックス購入は4巻までで抑えてる)。
(世間的にはそこまで話題になっていない作品ですが(一部では話題になってた感じですかね)、俺的には断然№1の推し作品ですよ)
ということで2023年ベストアニメは
「もういっぽん！」
となりました。
以上
